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【子はかすがい】の巻 その2           
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  前回のつづき。
  役者はそのままで、セリフをかえてみますね。

  TAKE2!アクション! カッチン!

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 パパ 「ただいま!」

 ママ 「おかえりなさい!」

 パパ 「今日は疲れちゃったよ。」

 ママ 「たいへんだったわね。
     すぐにご飯のしたくをしますからネ!
     お疲れのところ申し訳ないんですけど、
     こーじを先にお風呂にいれてくださらない?」

 パパ 「おう!いいよ。まかしとけ。」

 ママ 「ありがとう!たすかるわ!」


 パパはラフな格好に着替えて、入浴の準備をします。
 早く帰ってきたときには、いつもパパがお風呂に
 入れているのでサクサク用意ができるのですね。
 ママも安心して、キッチンに立てます。


 すると、

 こーじ「あー。あー。んがぁー。」


 ベビーベッドへ近づくパパ。


 見ると、
 こーじくんは重たいあたまを必死で浮かせながら
 足をばたんばたんして、反動をつけている様子。
 ひだりては何かをつかもうと、必死で空を切っています…!


 パパ 「ママ!こーじは寝返りができるのか?」

 ママ 「いいえ。でもこのところ、がんばってるのよ」

 パパ 「もうすこしで、できそうじゃないか!」


 パパの声に引かれてママも駆け寄る。


 ママ 「あら!今までこんなに体が浮いたことないわよ!」

 パパ 「ほらもう少しだ!男だろ!根性出せ!いけ~」

      ・ (この後の盛り上がりは、前号同文)
      ・
      ・


 赤ちゃんが成長過程でみせる行動は、
 どの子もそんなに違いはないハズです。


 でも、心の成長過程は置かれた環境によって
 大きく違ってくると思うのです。


 「三つ子の魂百まで」を考えたとき、


 パパやママの精神状態、コトバづかい・・・
 これらが赤ちゃんのおかれた「環境」
 そのものだと思いませんか?


 日中、赤ちゃんとつきっきりで目が離せず、
 その中で家事をコナシテイルママ。


 ストレスの多い現代社会でいっしょうけんめい
 ガンバッているパパ。
(ママも働いているなら、タイヘンの2乗 ですよね!)


 お互いを尊重し、気持ちを汲んで生活をしているのなら、
 自然にコトバづかいも違ってくるハズ。


 逆に、子育てに関して夫婦でギクシャクしたところがあったり、
 ケンカが絶えないのであれば、
 まず、意識して「ひとこと」加えてみたらどうでしょう?


 「悪いわね。」「お疲れさま。」「ありがとう!」


 たったひとことで、気持ちが伝わります。
 相手の気持ちをやわらげます。
 ★超楽チン★でしょ?

(でも、なかなかこれが、ムズカシイ…のよね。
 ばあやもおおいに反省…)←あっ、“ばあや”って奥さんです。


 照れがあったり、
「自分のほうが大変な思いをしている」と思うと
 素直にいえないものです。
 仕方ないことです。
 実際、そうなのかもしれません。


 だから、「意識して」言うことが大切だと思うんです。


 さあ、気を取り直して実験、実験!
 

 パパがなかなか育児や家事を手伝ってくれないときには、
 とにかく、頭に「悪いんだけど」をつけて
 「お願い」してみてください。
(パパを育児に参加させるために、ここはひとつ気を大きく)


 そして、イヤイヤながらも(笑)、何か少しでも
 動いてくれたら、ママは満面の笑顔ですかさず
「ありがとう!」を言ってください。


「うれしいっ!」と、ムリヤリでも思ってください。
 そして、「さっすがパパ!」と褒めてください!



 KENは子供をお風呂へ入れるのが日課になっておりますが、
 二人一度に入れるのは正直キツイです。


 でも、子供たちが上がるときに、ママが

  「パパ、ありがとう!」と

 言ってくれます。
 これが、作戦かもしれませんが、そう言われて
 悪い気はしません。そんなもんです。


 ママに代わって絵本を読んであげたときも、
 「パパ、ありがとう!」

 食事のときに子供のおさかなをほぐしてあげると、
 「パパ、ありがとう!」

 日曜日にみんなで買い物に出かけて帰ってきたときも、
 「パパ、ありがとう!」

 
 これは、パパも気分がよくなりますが、
 それを聞いている子供たちが、

 「パパは、ママにとってありがとうのひとだ」

 と知らずにインプットされていく・・・いうのが、
 実は、一番のメリットだと思うのです。


 そして、「ありがとう」のシーンがたくさんたくさん
 記憶されて、子供たちもきっと素直に、自然に、
 「ありがとう」の言える子になってゆくでしょう。


    「パパは、ママのありがとうの人」
          ↓
  「パパは、ぼくの(わたしの)ありがとうの人」
          ↓
 「パパは、いつも私たちのためにがんばってくれている」
          ↓
  ★★★「パパってカッコイイ!」★★★

 と、子供たちの潜在意識に知らずのうちに思い込ませる
 ことのできる★超楽チン★な方法ですね、きっと。



 「子は夫婦のかすがい」の裏ワザ(笑)!
  親バカ流に戦略的解釈をするならば・・・


 子育てのシーンを通して、

  ■パパは「ありがとうの人」になり、
  ■ママも助かって「笑顔の人」になれる。

  そして、パパとママはもっともっと「なかよし」になれる。


 仕事で夜遅く帰ってくるパパ!
 子供に顔を忘れられていませんか?
 「存在感」が危うくないですか?
 

 そんなパパに叱られても「またか」と聞き流されるだけ・・・


 でも、「ありがとうのパパ」「大好きなパパ」に叱られたら
 子供は大ショックです!

 なぜって、「ありがとうのパパ」を敵に回すことは
 自分の「しあわせ」を 逃すことになります。

 だから、子供たちはパパの言うことを聞きます。



  「大黒柱としてのパパの尊厳」は、
   ママが★超楽チン★に作れます!


 子供と接する時間の少ないパパだからこそ、
 パパが子供と過ごすことのできる貴重な時間を、
 ママが大いに活用して、演出しまくって
 「ありがとうの人」に仕立ててください!


 子供たちはきっと、

 「パパはいつ帰ってくるの?」

 「いつ、パパと遊べるの?」

 とママが妬くぐらい「パパ」との時間がいとおしくなるでしょう。



 パパやママが心おだやかにすごすことができれば、
 きっと笑顔がこぼれます。


 そして、笑顔のママがなにより、
 赤ちゃんのこころの栄養になると
 KENは考えています。

(けど、なかなかムズカシイのよ。その場では。
 だから、意識して実践、実践! ばあや談)


 子供の笑顔は、夫婦の間はもとより、
 じーじとばーばのいらっしゃるおうちなら、
 ともすればギクシャクしがちな世代間のギャップを
 簡単に埋めてくれます。

 我が家では、パパとママにとって子供たちは、
 「最高の外交官」です。

 そして「笑顔」はコミュニケーションの最強ツールでもあります。


     ~ 三つ子の魂百まで ~
     ~  子はかすがい  ~
     ~ 笑う門には福来る ~

 みんなつながっている三段活用。
 ぜひ、「活用」したいものですね。(笑)
 


  
       
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 ★ あ と ガ キ ★ 
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           。。。土曜日はカレーの日 。。。



    ばあや : 「子供たちがカレー作ったのよ。」
     (ママ)

    KEN : 「えっ?もう作ったの?」


    あけみ : 「私とさとるが作った、特製スペシャルカレーです。
     〈5歳)  おいしいです。食べてください。」
    

    KEN : 「うわぁホントだ。おいしそ~。いただっきま~す。
           どんなところが大変でしたか?」
          
   
    あけみ : 「あのね~、タマネギ切るときにね、
           ゴーグルしてやったんだよ。」


    KEN : 「ははは、そうなの?で、しみなかったの?」


    あけみ : 「多少はいいよね。でもね、鼻から吸ったら
           やっぱり目がいたくなったぁ」


    KEN : 「そうなんだ。ご苦労様でした。」

          (多少ねぇ・・・なんだか大人びてきたなぁ)
    
       
     (野菜がいつもより小さめに切られていて、小学校の時
      “合宿訓練”で作ったカレーを思い出しましたよ)
        

    マジおいしかったよ~! おじいちゃんにも大好評でした♪ 
    


     いや~、コドモってホントーにおもしろいですよね♪
     それではまた、ご一緒に”親バカ”を楽しみまショー!

 
                               /〃
 ********************* Laugh & Peace */〃*******
                             /〃 
                            ☆
   親バカは世界を救う! プロジェクト。
  

  今日も子供たちの笑顔に出会えたら、うれしい♪ ですね!