July 18, 2005

 

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  【笑顔の力】 
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   このメルマガでは、創刊時より、あちらこちらに
   “笑顔”というコトバをちりばめています。

   そして、折々に、笑顔の先にあるもの、笑顔の目指すものに
   触れていきたいと思います。

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 NHK教育の番組に「課外授業 ようこそ先輩」ってのが
 あります。
 
 
 各界で活躍されてる方が母校を訪れて、特別講義をする企画。
 先日、写真家の長倉洋海さんの回の再放送をやっていました。

 
 ご覧になっているかも知れませんが、すんごくよかったので(笑)
 内容を紹介させてくださいね。

 
 長倉さんの写真の舞台は、世界各地の紛争地です。
 “戦争の悲惨さ”をカメラに収めてきました。
 
 
 また、アフガンでは反政府勢力のマスード司令官に
 密着して、その素顔を撮り続けるなど、高い評価を得て
 活躍されています。

  
 世界中に行きますから、現地のコトバがわからなかったり、
 そもそも、その国のことをよく知らないケースが多いわけです。
  
  
 彼が経験を積む中で獲得してきたコミュニケーションスキル。
 それこそが、


  「自分が笑顔になれば、相手も笑顔になる。」


 ということなんです。

  
 『初めての土地で緊張してる時に、相手の笑顔で
  ふっと心が和んだり、壁が取り払われる経験を
  してきました。

  「笑顔ってすごいコミュニケーションの道具」
    
  なんだってことは間違いありません。
  そんな、“笑顔の力”を子供たちにも伝えたい。』
  
 
 そのようなテーマで授業が展開していきます。



 ■まず、長倉さんは教室をギャラリーに仕立てて
  子供たちに戦争の悲惨な写真を見せます。


 ■次の部屋では、笑顔をいっぱい集めた大きなパネルを
  見せます。

  
 この二つの写真にはどのような関係があるのでしょう・・・      

 
 実は、笑顔の写真の多くは、前掲の悲惨な写真の舞台に
 生きる人々の写真だったのです。


 長倉さんはずっと世界中の紛争地に赴き、
 “戦争の悲惨さ”や“難民らしさ”を追っかけてきました。


 ところがある時、転機が訪れます。   


 1980年、ソマリアの難民キャンプでのことです。
 炎天下で膝を抱えてうずくまる少女にレンズを向けました。

  
 悲しみに打ちひしがれる少女・・・
 悲惨な戦争の犠牲者・・・
 そんな構図が浮かんでいたのだと思います。
    

 気配に気付いたのか、少女が顔を上げました。
 その時、長倉さんは魂を揺さぶられることになります。


 少女はパッと顔をあげて「にこっ」と笑ったのです。


 「えっ?」 その子が笑ったことで一瞬ドギマギしました。 
  (大変なのにどうして笑えるのだろう・・・)


   □自分はまだ負けてないよ! というアピールなのか

   □つらいけど、笑顔を向けることで違う自分を
    見せようとするのか・・・ 


 少女の笑顔が長倉さんの心に響きました。
 そして、その時から、


 『過酷な状況の中でも、笑顔と共に生きる人々。
  その笑顔の持つ力を伝えていきたい・・・。』


 これが、長倉さんの新しいテーマとなりました。


  
  
 ■ 長倉さんは子供たちに言います。

  
 「写真の子供たちは、いっつも笑顔でいる訳じゃないんだよ。
  戦争の中にいるんだし、この子は市場で働いているし
  この子は馬を売りに来ている・・・

  時には、自分を勇気付ける笑顔ってのもあるハズ。

   ★つらいこと、悲しいことあるんだけど、
    それを乗り越えた強さ。
    そういう笑顔なんだと思うんだ。

   ★そして、みんなも持ってるものはきっといっしょ。
  
 笑顔の元気、自分で探してみることで、この写真の笑顔に
 もうちょっと近づけると思うんだ。」

  

 そこで、長倉さんは子供たちに課題を与えます。



【街へ行って、初対面の人の笑顔の写真を撮ってみよう】


  1日目 子供たちは思ったような笑顔が撮れません。

      「笑顔の写真撮らせてください」
      「写真取らせていただいてもよろしいですか?」
      「笑顔でお願いします」
          ・
          ・
          ・
     いきなり笑顔を要求されて、笑顔も引きつっています。


  2日目 長倉さんは子供たちにアドバイスします。

     「写真は2番目でいいから、自分が笑顔になれば
      相手も笑顔になるってことをもうちょっと
      やってみようよ。

      どうしたら、笑顔になるか考えてやりとり
      してみよう。」


     そこで、子供たちは対話を心がけます。

     「あの~景気はどうですか?」
     
     「ははは!ボチボチでんなって言えばいいんかな?」

     カシャリ!


     「昨日はありがとうございました。
      お仕事大変ですか?」

     「大変じゃないですよ。楽しいですよ。
      大変って思うから大変。楽しいって思えば
      楽しいんですよ。ははは」

     カシャリ!
            ・
            ・
            ・

     自分の言葉が、笑顔が、相手の笑顔をを引き出す
     ことができて、子供たちもうれしそうでした。
  


  最終日 長倉さんはみんなの写真を仕上げて持ってきました。
      
     「さぁ!これを街の人に見てもらおう!」

    
     公園に出かけて、大きなパネルに子供たちの撮った
     写真を並べていきました。
    
     そして、長倉さんは、御自分の撮った世界の笑顔の
     写真をその中に、一緒に並べました。

     「さぁ!立ててみよう!」


  ■ 長倉さんは子供たちに言います。

    「みんなの撮った笑顔と、世界の人々の笑顔を比べて
     どう? 何か違うところある?」

    「おんなじ~!」


    「そうだね。言葉が違っても、国が違っても笑顔で
     ここに、いっしょになっているじゃない。」


    
  ★ 「ボクが、この3日間でみんなに伝えたかったこと。

     それは、この人達の笑顔を無くさないということ。
     釧路にいても、日本の端っこにいても、

     自分の周りで平和をつくる。
     自分の周りに笑顔をたくさん作っていく。
     そして、それが世界に拡がって行く・・・と信じること。

     
   
     笑顔って何だろう、平和ってなんだろうって
     考えていってくれるとうれしいです。」


  子供たちは、自分達の写真をちりばめた大きなパネルに
  名前を付けました。



    ■きみの笑顔が世界にひろがる■

  と。




 いかがでしたか。
  
 戦争や平和を考えるって、なかなか“自分ごと”として
 捉えられなくて、漠然としたイメージになりがちです。


 長倉さんが番組の中で言ってました。

 「戦争をやってる国の人々に、その責任があると
  思ってました。でも現地へ行って分かりました。
  実はその人たちがいちばん止めたがってるって。」


 ボクら一人一人ができることは小さなことです。
 でもそれを、みんながやれば、大きなことにできます。


 身近な笑顔を増やしていくこと。


 まずは、自分。
 そして、子供たち、家族。
 そして、友達・・・

  
 これなら、できそうですよね。



 親バカ丸も、そのための船なんです vv
 

今日も子供たちの笑顔に出会えたら、うれしい♪ ですね!




 ~~~~~~\_oyabaka__)~~~~~~~~



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 ★ あ と ガ キ ★ 
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           。。。おニューのくつ。。。




        ママに新しい靴を買ってもらってゴキゲンの息子。
         
   
    KEN : 「おっ!カッコイイくつだなぁ」


    さとる : 「カッコイイっしょ。」
    (3歳)   

    KEN : 「すごいな~」
           
   
    さとる : 「ボク、こぇで、はやいじょ。」


    ばあや : 「カッコよすぎ~~~♪。」
    (ママ)    

    KEN : 「いいなぁ、パパも欲しいなぁ・・・」


    さとる : 「パパもほちぃの?」


           ~ 少し考えて ~
           

          「パパ、おおきくなってかやね」


    KEN : (どーせチビですよ。ど~~~せね・・・)
                      
  
     いや~、コドモってホントーにおもしろいですよね♪
     それではまた、ご一緒に”親バカ”を楽しみまショー!

 
 
                               /〃
 ********************* Laugh & Peace */〃*******
                              /〃 
                            ☆
   親バカは世界を救う! プロジェクト。
  

   子供たちのあっかるい笑顔を乗せた”光の船団”が、
   きっと世界を変えていく・・・そう信じています。
 
 ------- そんな訳で、面舵いっぱーい-----よ~そろ~----------