July 11, 2005





───────────
 【三つ子の魂、百まで】  
───────────
  
  
 
 私が親をやらせていただくようになって、

 (子供たちが勝手に!?親にしてくれているというのが
  ホントに正直なところの実感でして・・・)

 一番身にしみて感じているコトがあります…。

 それは、

     ■ 三つ子の魂百まで ■ 


 という格言(?)です。



 子供たちは2歳に近づくにつれ、
 日に日に親や、まわりの大人のいうことが
 わかるようになりますよね。
(どうも女の子の方がコトバは早い気がするんですが。)


 3歳にもなればイッパシの会話はできます。
 スポンジのような脳ミソとはよく言ったもので、
 ありとあらゆるコトを無条件で吸収してしまいます。


 とある年の、母の日が近づいていたある日、
 我が家ではこんなコトがありました。


 子供たちはまだ小さかったので(当時長女3歳、長男1歳)、
 ママへのプレゼントはまだ考えさせないようにしていました。


 そこで、おばあちゃん(ばーば)へ何かプレゼントしよう!
 と、いうことになりました。


 私は、仕事の車の中で、地元のコミュニティーFM局
 (FM77.7 VOICE CUE)を聴いているのですが、ちょうど
 母の日特集で、ある履物店の紹介をしておりました。


「健康サンダル」というのがありますよ! ということなので
 いいかも!と思い、子供たちやママと一緒に、商店街へ
 繰り出しました。


 お店に着くと、そこは、老夫婦が切り盛りしている、
 古くからの商店でした。



  「こんにちは!」

  「いらっしゃい!」



 お店の中を見回すと、お目当てのモノがいくつかありました。
 デザインや色合いなど、ばーばにどれが似合うかなぁ?と、
 みんなで考えながら、よし、これにしよう! と、
 レジに持っていきました。


おじさん: 「ママへのプレゼントかい?」

  娘 : 「ばーばにプレゼントするの」

おばさん: 「そ~ぉ、みんなできてくれたのぉ。
        おばあちゃんよろこぶよぉ」

 娘はそれを聴くと、うれしそうにニコニコしていました。


 おばさんはきれいに包装(ラッピングとは言わないところがミソ)
 してくれて


おばさん: 「はい、どうぞ。これをつけてあげるからね。」


 と、言ってセロファンにくるんだピンクのカーネーションを一輪
 娘に手渡してくれました。


 そのとき娘の言ったセリフに一同大爆笑となりました。


   さて、何て言ったと思います?

         ・
         ・
         ・
         ・
         ・
         ・
         ・
         ・

娘は、: 「まあまあ、すみませんねぇ、こんなことしてもらって。」
 
 と、まぁ、実にババ臭く言ったのです!(笑)
 3歳児のオバサン・・・
 

私も、: 「す、すみません、なまいきな娘で。」と

 笑いながら言ったのですが、
 内心オドロイテいたのでした。


  (いつ、こんなセリフ覚えたんだろう・・・?)


おじさん: 「いや~、一本とられちゃったよ。
       まいった、まいった。

       おじょーちゃんみたいな子は、
       おじさん、はじめてだよ。
       
       おじさん元気出ちゃったなぁ。
       おじさんまたがんばって
       おみせやるからさぁ、またきておくれ。」


 と、娘の目線にまでかがんで言ってくれたのでした。



 娘 : 「うん、またくるね。オシゴトがんばってね。」

ママ : 「そうね。幼稚園へ上がるときに
      上履き買いに寄らせてもらおうね。」
 


 おじさん、おばさんは、何度も何度も「ありがとう」を
 娘に言って私たちを見送ってくださいました。


 ご承知のように、田舎の商店街は空き店舗も目立ち、
 店主も老齢、後継者もいないような状況が多いのです。

 そんな中、あどけない娘のセリフで、
 おじさん、おばさんに元気をプレゼントできて
 「よかったね!」とみんなで言いながら帰途に着きました。


 めでたし、めでたし。(昔話みたいね 笑)




 さて、
  
 子供はコトバを最初から知っているわけではもちろん
 ありませんよね。


 娘の場合なら、
 ママが読んでくれる絵本のセリフや、
 ママと一緒に買い物へ言ったときに、
 ママがお店の人と交わすやりとりや、
 一緒に暮らしている家族の会話を聴いている
 だけなのです。


 でも、それらが蓄積されていってあるとき、

    「この場面ならこのコトバ」
    「こういう気持ちはこのコトバ」

 驚くほど的確に、ニュアンスまで正確にとらえたコトバを
 自然に発するようになるのです。

 ビックリしますね。


   「三つ子の魂、百まで」って

 
  「幼児の時におかれた環境が、その後の
    その子の言動や人格形成に最大影響を及ぼす
」 

 
 と、言うことですよね。

 これは、本当によく言われているコトです。
 でも、このことは、私にとって実に恐ろしく思えたのです。

 このエピソードであらためて「親」という立場を自覚し、
 プレッシャーを感じた瞬間でした。



  なぜなら、

   ★ 幼児のおかれた“環境”って“”そのもの ★
  
 だと思ったから。
 あるいは、祖父母を含めた家族そのもの。

 そして、与えられた猶予は3年しかない・・・


   ■ その間に、何が出来る・・・? ■
 
 (ウルトラマンに育てられた世代なので妙に【3】が重い)

 
 でもね、
 何をすべきか・・・って考えると
 鬼のように“やるべきこと”がでてきちゃいます。

  
 教育産業のドツボにはまってとっぴんシャン!
 になっちゃいます。
 

 だから、ボクは一旦リセットしました。
 そして、ベースだけを丁寧に作ろうと思いました。



 幼児のときに、親の無条件の愛情に守られて
 いろんなコト(あそび)にチャレンジし、
 褒められて自信をつけ、その後の人生においても
 自分で切り開いていく感覚を身に付ける。

 
 家族みんなで子供とのふれあいを密にして、
 読み聞かせ、語りかけを通してコトバのシャワーを
 たっくさん浴びせることによって情操を養い
 心のひだを増やし、読解力、理解力を養い、
 表情豊な感性を育てる。



 友達や兄弟とのかかわりの中で、
 おもちゃを取ったり取られたり、
 また時にはケンカをしながら、
 傷つけあうことの痛みや、
 ゆずることの大切さ、
 そして魔法のコトバ
 「ありがとう」を
 体得していく。



 また、親には叱られっぱなしでも、じーじやばーばに
 かばってもらうことによって、自分を取り戻し
 「ゴメンナサイ」が素直に言えるようになる。


 これはママに叱られた時の、パパの役目
 (その逆ももちろん)でもありますね。



 と、このような子育てのシーンを通して
 人格形成をうまくしていくことができれば、

 子供たちが成長して思春期を迎えたときに、
 子供を巡る昨今の悲惨な事件のようなことには、
 ならずに済むのではではないか…。

 と、KENは思うのです。



  ■ 幼少期の情操教育が人格形成の鍵!


 もう断言してしまいましょう。いーじゃないですか。
 これは、極論かもしれません。
 もちろん、その後の修正も可能でしょう。


 でも、早いうちにそれができなければ、
 子供たちの脳ミソがかたまってしまってからでは、
 かなり難しい問題になってしまいます。


 多くの時間と労力が必要になります。
 専門家の指導も受けなくてはならないかもしれません。


 しかもそれは、親や大人たちと、子供の間に
 信頼関係があってはじめてできることなのです。



 もし、愛されている実感がないまま
 大人や社会に対する不信感をいだいてしまっていたら…


 褒められた経験がなく、
 何をやってもうまくいかない自分が
 どうしようもなくイヤになってしまったら…


 友達関係でうまくいかなかったり、
 いじめにあったりしても
 誰にも相談できなかったり、
 なにおーと切返して「イヤだ!」といえず
 心がどんどん重くなっていくだけだったら…


 きっと、なにかしらの方法で、

 「その場所から身を引く」、
 「逃れる」

 ことをかんがえてしまいますね。
 あるいは「窮鼠猫を噛む」のコトバどおり
 こころが爆発して、そのエネルギーを拳にこめて…

 その結果とる行動は…



 私の知っている若いカップルの中には、
 現実社会があまりにも子供たちに過酷のように思えて
 子供をつくることをためらっている…
 
 という方も実際いらっしゃいます。



 でもでも
 先のことをいくら考えてもはじまりませんよね。
 大切なのは、

  ■ いま、子供たちとどうむきあうか 

 でしょう?



 子供が生まれてよかった!
 かわいいなぁ…と思うことが
 日々の生活の中でたくさんありますよね!?


 繰り返しになりますが、
 幼児期にめーいっぱい子供たちと遊び、

 たとえ「親バカ」と言われようが、
 たとえ“ママはおこりんぼ!”と言われようが


「うちの子がいちばんカワイ~ぃ♪♪♪」

 
 と、夫婦で盛り上がりながら、これでもかーと
 愛情をそそぎ、(溺愛という意味ではないですからね?)
 彼らが思春期になったとき、

 子供は自分で人生の夢に向かって
 勝手にドンドン勉強やチャレンジをしてくれて、
 親は大過なく平和な家庭を営めれば、


 まさに★超楽チン★ですよね。(キラリン!)

(長期計画なのです。でも、が大事なのです!!!)



 

 
 先週ロンドンで同時多発テロが起きました。
 人間爆弾になるために生まれてきたんじゃない!


 宗教の名のもとに、ヒトの子らを、
  
  “笑顔で他人を傷つける戦士”

 に仕立てるなんて
 そんな“教育”は在り得ないし、許せない。


 ならばボクらは、“同時多発笑顔”を起こそうよ!
 ボクひとり、自分の子だけ笑顔でも意味ないんです。
 み~んなが、笑顔じゃなかったら意味ないんです。



 もし、幼児期に本当の“笑顔の魂”を創ることが
 できれば、それが、百まで、一生続くんです。


 苦しい時もあるでしょう。

 でも、そんなときでも笑顔の種火は、
 魂の核で燃え続けているんです。
 
 その火が、自ら灯すたいまつとなって、
 きっと出口を見出すことができると信じます。
 


 子供に手のかかる幼児の時に
 文字通り手をかければ、後々超楽チンなんです。


 わざわざ手のかかるようにして、
 私達“親”を成長させてくれているんです。

 だから、そんな親の姿を見て、子供が伸びるんです。
 


 子育てを通して、パパやママが

  ★ 素敵な笑顔のひと ★

 なることが、超楽チン直行便。



 「笑う門には福来る!

 「Laugh & Peace


 「親バカは世界を救う」プロジェクト!


 あなたと子供たちの笑顔と共に!


 今日も、ここまでおつきあいいただき
 ホントにホントにありがとう~!


 この後も、チャンネルはそのままで・・・(笑)



                 __===__
 ~~~~~~~~~~~\_oyabaka__)~~~~~~~~~~~~~~~~~




─────────
 ★ あ と ガ キ ★ 
─────────


        。。。ある日の食卓にて part4 。。。


   
    KEN : 「おっ、お姉ちゃん早いね、おはよう!」


    あけみ : 「おはようございま~す」
    (5歳)   

    KEN : 「あれ?きょうはさとるは遅いんだ」

            
    ばあや : 「そうなの。まだ寝てるのよ。
    (ママ)   ちょっと見てくるわ。」
       
 しばらくして・・・


    さとる : 「おはようこまりましゅ」
    (3歳)

    一 同 : 「ハハハ」
          「おはようございま~す。」


    あけみ : 「さとるくん、なつかしいねぇ~」
    
     
 KEN&ばあや: 「ははは・・・」


     (キミタチ、なんか日本語が引っ掛かるんだけど・・・)



   いや~、コドモってホントーにおもしろいですよね♪
   それではまた、ご一緒に”親バカ”を楽しみまショー!

 


                                /〃
 ********************* Laugh & Peace ***/〃*******
                               /〃 
                              ☆
   親バカは世界を救う! プロジェクト。
  

  子供たちのあっかるい笑顔を乗せた”光の船団”が、
   きっと世界を変えていく・・・そう信じています。
 
 ------- そんな訳で、面舵いっぱーい-----よ~そろ~----------