タイ古式でよく言われるセンというものは、見えるものではないので解剖学的に確かめ
られません。エネルギーラインとは何かと言いますと、人間は自分の身の回りにある地球エネルギーと常に均衡を保ちながら肉体や精神を維持しているのですが、呼吸で取り入れた空気や食事によって摂取された栄養は、人体に入ってから生命エネルギーに代わり、エネルギーラインを通って全身に運ばれます。
エネルギーラインとは人間と宇宙エネルギーを結ぶ架け橋の役割も果たしています。その数はなんと72000本もあると言われており、「第二の身体」として形成されています。
体の具合が悪いという時には、生命エネルギーの供給がうまくいっていない状態と考えられます。
マッサージでエネルギーラインに刺激を与えることで、生命エネルギーの流れを正常にしていくというわけです。
タイ古式マッサージでは多くのエネルギーラインの中でも特に重要とされている10本の主線を基本とした施術を行うのですが、その10本の中でも6本が足に集中しているため、通常タイマッサージでは足から始めるなど、足のマッサージに重きをおいています。
ですから、タイ古式マッサージはセンのポイントに深い指圧を入れていくことで、体にたまったストレスを緩和し、自己治癒力を活性化させるマッサージになります。