南の島の怖い話

南の島の怖い話

沖縄県民の管理人が、周囲から聞いた沖縄の怪談を綴っていきます。

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ブログを始めて結構間が空いてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

現在の沖縄は悪天候真っ最中です…。



挨拶もそこそこで恐縮なのですが、さっそくこのブログのテーマにのっとって記事を書いていこうと思います。一応怪談ブログを名乗っていく予定ですからね!




「飴買い幽霊」という怪談をご存知でしょうか?「子育て幽霊」とも言われますね。

この飴買い幽霊伝説は日本全国広い地域に伝わっており非常にポピュラーな怪談といえるでしょう。

勿論、沖縄にもこの飴買い幽霊伝説は伝わっています。細かい箇所などに違いが見られるものの、大筋はこんな感じ。


昔々、現在の那覇市美栄橋の近くにて店を営む男性がいました。

ある晩、青白い顔をした女性が店を訪れ、飴を買っていきました。

しかし不思議なことに、翌日になって女性が置いていったお金を確かめると、それはウチカビ(沖縄の風習で、死んだ人へ送るあの世のお金のこと)に変わっていたのです。


毎晩のように訪れては飴を買っていく女性、しかしお金は一晩明ければウチカビに変わっている……

不審なものを感じた店の主人は、ある晩にこっそりと女性の後をつけていきました。



暗い夜道の中、女性が向かっていったのは何と墓地。そこから赤子の泣き声が聴こえてくるのです。

主人が覗いてみると、なんとそこには飴をしゃぶる赤ん坊と、若い女性の死体がありました。


「死んだ母親が死後出産により生まれたわが子を哀れんでいたのだろう」と、主人は納得したということです。



さて、この飴買い幽霊は七つ墓という史跡に関連しています。

七つ墓とは那覇市美栄橋(現在はジュンク堂が建っていますね)に現存する史跡のことで、そこから飴買い幽霊の伝承が生まれたようです。



調べてみたところ、この飴買い幽霊伝承の元祖は中国にあるようで、中国から伝わってきたものと考えられています。沖縄はその土地柄、さまざまな国や地域の文化や伝承が残っているのが興味深いところです。