SCRABRAINを考案した理由
私がDJ Studio GURAを設立したときに掲げた目標は、DJの世界を全く知らない一般の方々にDJの素晴らしさや楽しさを伝える事でした。
この目標は、今も変わっていません。
2020年テレビ番組でタレントの方にDJのテクニックであるスクラッチを指導した時のことです。
体験したタレントの方から、
「これ、すごく疲れますね。」
「すごく頭を使いますね。」
という言葉をいただきました。
私はそのとき、「スクラッチは脳トレにもなるんです」とお伝えしました。
この出来事をきっかけに、スクラッチには教育的な要素があるかもしれないと考えるようになり、自分なりに少しずつ考えを深めていきました。
そして生まれたのが、SCRABRAINです。
SCRABRAINは、体育・脳トレ・音楽・道徳の4つの要素を融合し、認知能力と非認知能力の向上を目指すDJ教育プログラムです。
私が教育というアプローチを選んだ理由は、DJの世界を全く知らない方にもDJカルチャーを知っていただきたいと考えたからです。
教育は、子どもからシニアまで老若男女を問わず誰もが関わる身近な分野です。その入口からDJカルチャーに触れていただくことで、より多くの方に興味を持っていただけると考えました。
例えば、格闘家がYouTubeで格闘技の技術だけを発信していた場合、その動画を見るのは格闘技が好きな人が中心になります。
しかし、格闘技を知らない方でも興味を持ちやすい企画を発信することで、多くの方に動画を見てもらうきっかけが生まれ、結果として格闘技という文化を知ってもらうことにつながります。
私はDJカルチャーも同じだと考えています。
DJという世界だけで発信するのではなく、教育という身近な入口からDJに触れていただくことで、より多くの方にDJカルチャーを知っていただけると考えました。
DJカルチャーが広がれば、DJに興味を持つ方や挑戦する方が増え、DJ機材の需要が広がることにもつながるかもしれません。
また、音楽との出会いをきっかけに、音楽に救われる人がいるかもしれません。
さらに、DJが教育や地域活動などさまざまな場面で活用されることで、社会とのつながりを深め、社会性のある文化として広がっていくことも期待しています。
SCRABRAINは、DJをより多くの方へ届けるために考案した教育アプローチです。
私はこれからも、DJカルチャーをより多くの方に知っていただくという目標を大切にしながら、その魅力を伝え続けていきたいと考えています。
2026年8月 GRANDMASTER SASAKI
