「庭園もまた一幅の絵画である」 足立美術館創設者・足立全康 氏
きれいに刈り込まれ、手入れされた木々
全体のバランスを考えておかれた石や木々、滝、池
そして 山までも…
青い空、ぽっかり浮かんだ雲
そよ風にやさしく枝を揺らす木々
枝の影もまたやさしく揺れる
影と白砂の色合い 対照的な美しさ
池の水面のさざ波
ゆったりと泳ぐ鯉
ここにある
日本庭園、色、陽の光、雲、風、季節などの自然が相まって
作り出される一幅の絵を見るよう。
何度でも訪れたいと思うところ。
365日、同じ絵をみることは無いだろう。
絵を描く私の友人が言った。
「あんな所つまんないよ。
行かない方がいい。
塵一つ、木の葉一枚 落ちてないんだよ。
庭の中を歩くことも出来ないんだよ」と。
でも、私は行って良かった。
どんな日本画を見るより感動をおぼえた。
友人が想う庭は歩いて楽しむ庭なのだろう。
庭の捉え方が違う。
足立美術館の庭は、自然を絵の一部として取り込み、
自然と一緒に楽しむ庭なのだ。
きれいなお庭を見ながらいただいたカレー、
これがまたおいしかった~。