五節句の生け花教室

 
 
 
五節句をテーマに開催される生け花教室「さつきかい」

今回は重陽の節句。偶数は陰、奇数は陽。 9月9日は、
最大陽数が重なる日なので、重陽の節句といいます。

自然界の様々な物を相反する陰と陽に分類する「陰陽学」
(上下 表裏 左右 男女 明暗 温冷 生死 浮沈 外内 昼夜など)

体内にも陰と陽があって、陰陽の割合が崩れている時に病気になりやすい。
どちらが良い悪いではなく、陰と陽のバランスがとても重要なのです

似た内容のことを、以前ブロ友さんがアップしていました。
陰陽五行説など興味深い内容で真剣に読んだ記憶があります。

 
 
 別名菊の節句と言われる重陽の節句なので菊づくしですが、
本来、花づくしはしないものだとか。
 
例えば、菖蒲が描かれた掛け軸の横に菖蒲の花を飾りません。
 
春の桜と秋の菊のみが、花づくしを許される花だそうです。
全て先生のお話で、勉強になります。
 
 
 
 
菊から出た露を飲むと長寿になるとかで
盃の花が咲いています。
さてこの盃、どうなってるのかな?
 
 
こうなっていますニコニコ
 
 
自宅玄関に生け直して飾りました。
 
 

球体の発砲スチロールに造花を1本1本

差し込んで作る花玉は、

 
 
 
 

 

 

 
吊り下げる道具がないので花器に乗せました。
 
 
 毎回頂けるテーマにちなんだお菓子。着綿菊の和菓子
と葉の上を流れる露を表現したゼリー菓子です。
 
 
着綿と書いて「きせわた」と読みます。
 
重陽の日の前日に菊に真綿を被せ、花の香りや露を吸わせます。
翌日、重陽の節句の朝にその綿で身を拭い清めると魔を祓い
長生きできるという、不老長寿を願う平安時代の貴族の習慣だったとか。
 
風流な時代でしたねニコニコ