最近、色んなものが古臭く見える。

雑誌、自己啓発本、CM、専門家の解説。

共通点があった。どれも、情報を集めて、整理して、解釈して、届ける仕事だった。

昔はそれが価値だった。

人は情報を持っていなかったから。

インターネットで情報が溢れた。

すると今度は、検索、比較、レビュー、ランキング、解説といった仲介者が必要になった。

人が処理できない情報を、代わりに整理するためだ。

でも今は、その仲介すら多すぎる。

比較サイトを比較し、レビューを読み比べ、専門家の解説をさらに解釈する。

もう人間だけでは処理できない。

そこでAIが出てきた。

これまでは、人 → 仲介 → 情報、だった。

これからは、人 → AI → 情報、になる。

検索、比較、要約、推薦、分析。

これまで独立したサービスだった機能が、AIの標準機能になっていく。SaaSが業務機能を吸収したように、AIは認知機能を吸収していく。

だから最近、色んなものが古臭く見える。

情報を止める時代が終わり始めている。

これからは情報流動化の時代。

AI革命の本質は、知能化ではなく流動化なのかもしれない。