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雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
「いいね」がほしいわけでは有りません。
「読んだよ」程度のコメントはご遠慮させていただいています。
悪しからず御理解願います。

私は大学を出た後最初に就職した企業でうまくいかず3ヶ月でサッサと辞めた。


ブラブラプータローも不味いと思っていたら学生時代に世話になった⭕️本楽器の営業さんが代理店で働かないかと声をかけていただき田舎の楽器店で売り子をしたことがある。


地方の楽器店は地域密着なので出入りする連中の大半は中高生だった。自分は愛想のない方だと自覚しているが、当時それなりに高校生たちには頼りになるお兄さんに映ったらしい。


おかげでたった3年しかいなかったが今でも連絡をくれている。


今日はそのうちの5人が店に来てくれた。聞けばみんな還暦になったらしい。いい歳をしたおじさんとおばさんだ。


中でも今日は1組夫婦になった2人がいる。


ところが旦那の方が3年前に突然、視界が狭いということから始まって口数が減ったかと思ったら結局脳のMRIで悪性の脳内リンパ腫が分かり放射線治療をしたらしい。


ところが運動野をやはりやられて下半身の動きが不自由になり車椅子で介護生活を送り、やっとこさ奥さんの支えで頑張っていて今日は他の3人のヘルプもあったから出てきてくれたのだった。


病気だけはどうしようもない。代わってやることもできん。受け入れて励ますことしかできない。


辛いことも多いだろうが命さえあれば悪いことばっかりじゃない。受け入れて前を向かないかと願って下手くそだが65から始めたジジイのピアノを聞いてもらった。どこか刺さってくれていたら嬉しいけど。