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雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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悪しからず御理解願います。

ダラダラ旅ログ


横浜の長女のところの孫2号が保育園留学というのに島根県大田市の石見銀山まで家族で2週間行くという。


イラストの仕事繋がりらしい。旦那婿も娘もネットさえあれば短期間ならリモートで仕事も可能だと同行している。


古民家住まいだから私たち夫婦にも来ないかと誘われた。


中国、それも山陰地方は高校の修学旅行で山口の萩に行ってたぶん島根県は列車で通過しただけでは?


以来50年こんなこともないとおそらく生涯最初で最後だと思って出かけることにした。


何十年ぶりかで県営名古屋空港から出雲縁結び空港までコードシェアで1時間弱。設備が古いなぁ。飛行機に乗るのにタラップの階段を使うなんて忘れてた。プロペラ機じゃないだけましか?


ついてすぐにレンタカーで石見銀山へ。今回の車はプリウス


最近旅行でいろいろ車に乗っているが田舎の狭い道にはこれぐらいがいっぱい。

地元の人は軽自動車率がすごく高い。空港から石見銀山まで移動。


レンタカーに乗る人は当然他の地方から来ているから借りるのが大半なはずなのにカーナビのデータが更新されてなくていつのまにか道路の無い地図の上を走っている。逆のあるはずのが無いとか通れないよりましだがレンタカーあるある。


結局携帯のナビで途中から向かう。


留学先の古民家住まいに。


石見銀山の村落で古い街並みが保存されているのだけど都会からの移住組とかドイツのパン職人とかいろんな人たちが入って来ていた。

なんかその辺で拾い喰いをしていたら昼を済ませてしまった。


のち娘家族を迎えて三瓶温泉に日帰りで湯をもらいに行く。


あとで知ったことだが基本的に石見銀山周辺の鉱脈は火山が由来らしいので温泉は当たり前なんだ。


孫2号と温泉に入るのは初めて。3歳の男の子ってこんなに気難しかった?やっぱり血は争えない。孫3号も結構頑固でダメとなったらダメ。結局湯船が熱いと一度も浸かることなく終わる。でも身体も頭も洗ってやることができた。この爺さんには逆らえ無さそうと悟ったかその時はおとなしかった。


夕方雷雨があったが夜には上がった。


いつも通り4時起床。


いつもならしらみ始めるころ早朝旅ラン、朝ランする。つもりでランシュウーもランパンも持ってきていたがやはり西に来ているので名古屋の日の出より20分前後遅い。都会なら夜中街頭の明かりもあって広い公園でもなければ走ることも可能だがさすがにこの村では真っ暗で結局走れなかった。


そのかわり中秋の名月前夜で月が沈んでいたおかげで気の早いオリオン座周辺が良く見えていた。


なかなか名古屋ではここまで見られない。


ちなみに翌日の中秋の名月がこちら




島根県と言えば?


出雲大社ぐらいしか思いつかなかった。





神様の集まるという神無月には早いがきっとご利益あるはず?

何か観光スポットは?と調べてみると先日NHKで見た有名な日本庭園のある足立美術館まで足を伸ばすことにした。



某海外ランキングでは世界ナンバーワンらしい。


借景といい落ち葉ひとつ残さず手入れされた庭は圧巻ではある。日本画のコレクションも力作ばかりで私人の集めたものとしては唯一無二かと思えた。身一つで立ち上げた土地成金とはいえ立派。ただ故郷に錦も結構だがこのコレクション都会でもっと大勢の人にみてもらったら作家さんは作家冥利では?とこの場の都会から遠いのが残念か。もとより庭園は持ち出せないけどね。


夜は娘夫婦が近所の創作中華の店に。


これが結構な仕事をしてあってこんな田舎でもいろんな職人が入って来ているらしい。


翌朝石見銀山のことが分かる世界遺産センターへ。


昼に孫2号と保育園で一緒にランチをしてから帰路に。


孫命の女房は大満足だったようだ。