そういうファンがいるのは有り難い事ですが時に度を越してその対象のプライバシーに入り込みそうになったり、勘違いをする。おとなげないと多分ご本人も承知でしょうが中毒にも似た依存症のようなファンもおられるので、逆に距離をおくあるいはキッパリ一線を引かれている方も多いのです。
音楽だけでなくファンにとって生き方そのものだったり、人柄というのも排除できない重要な要素ではあります。
矢沢永吉さんのファンミーティングみたいなイベントをしましたが、音楽もちろんですが、何もかも、それはまさにある種の「信仰」に近い矜持、バイブルのような存在です。
一方ビジネスの観点から見ると巧みな営業戦略にも思えます。それを意図して表現者を演じている?だけでもないかもしれませんが。
その矢沢さんですらご家族のこととかプライベートは私は知りません。おそらく近い人には箝口令が敷かれているんじゃないでしょうか?ファンもそれはわきまえているのだろうと思っています。
大きなファン組織になっていくとよそのグループと揉めたり、内部の運営で諍いが起きることも聞きます。
そうした時もっとも心を傷ついているのは他ならない対象のプレイヤーやアイドル、タレントなのはみんな知っている筈なのに。
職業柄プロのプレイヤーやアイドルと親しく打ち合わせやいろんなお話をさせていただくことがあります。でも中にはリハーサルと本番以外は全くスタッフですら接触しないタレントの方もいました。
それはスタッフですら嫉妬の対象になってしまうこともあるからだとうかがったことがあります。酷いファンなどは「これ以上売れなくていい、自分だけの○○でいてくれればいい」という心の狭いファンもいると聞きます。
一方私たちスタッフも人間ですから親しく声をかけていただくタレントの方が仕事と割り切っていてもどこか応援したくなるのも事実です。
当のタレントが実は一番孤独な存在なんですね。
今は昔とちがってSNSなどでタレントとファンが近くはなったと思います。しかし表現するものとそれを受けとめている側とは実は永遠に同調しないものであってそれらを承知した上で、その時間、空間だけを互いに楽しく過ごすことが人生で貴重なのだと理解しておきたいと思います。