ライブハウスの数が増えているのだそうです。
そんなトレンドで始めたのではなかったのです。
私のホールは何度か書いていると思うのですが、そもそもスタートラインは女房の練習場です。
自宅でトランペットを吹くと私が迷惑がるので防音室が欲しい
工場空いてるから改装するかになり、
部屋割りたくさん作るとコストがかさむから大きい部屋どーんとひとつにしてしまおうになり、
それならビッグバンドが入れるからバンドが練習できるようにしようとなり、
どうせ練習するなら本番にできるだけ近いシュミレーション(趣味レーションかも)ができる方がいいよねから、
舞台ができ、照明が入って、PAがと膨らみすぎた結果、
自分たちだけで使うにはもったいないになり、
いつの間にかライブ屋のオヤジにされちゃって、のどかな練習三昧の日々が無くなって落ち着くしまが無くなり、
最近トップヴォーカルの○リーンさんや売り出しの○口千里さんとかメジャーなプロの問い合わせも少し入るようになって正直困惑気味。
うちはビルボードやボトムラインでは無いので、女房の練習場だったはずなので(+_+)
いえいえありがたいには違いないです。みなさんに喜んでいただくのはね。
ただ自分もそうですけど大抵こうした反応って一過性ですぐに陳腐化する事が多いのは平家のならいを見るまでも無く、消費者というのは移り気で飽きっぽいのは必定です。
言いたいのはいわゆる「ビジネスモデル」みたいな構えたものでは無かったはずなんで。
先日32年前私の結婚式の二次会で使わせていただいた覚王山のスターアイズに夫婦してお邪魔することがありました。
オーナーの岩城さんご夫婦と久しぶりにお会いできてお元気そうでしたが開業34年だそうです。ライブ屋で34年オーナーが変わらずに一所懸命、続けられるなんてすごいことです。
開業間もないころにお世話になったこともどこか因縁めいたものを禁じえません。
あの時は2次会で大勢入りすぎて会費を集金しきれずに結局会費を踏み倒した友人たちのおかげで足らなかった料金を翌日ハネムーン前に支払に来たことなど楽しくお話しさせていただきました。
ここはうちよりサイズは小さな「箱」ですが演者との距離感が近くて、落ち着いてジャズを聴くにはとてもしっくりくる感じです。日常の中に音楽がある印象はうらやましく思います。
私のほうは舞台もあって距離感もありますし、演者はむしろ「表現」や「自己主張」に専念できるという自負はあります。非日常的ということかもしれません。
規模は小さいですが「ライブホール」にニュアンスが移動していると思っています。
いつまでこんな道楽が続けられるかと思いますが、贅沢も、大げさなほらもなく求められたことを身の丈に合わせて誠実に。
もともとを思い出せば苦にすることなくゆるく営業していけたらと願うのです。
