父の誕生日 | 雲の呟き

雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
「いいね」がほしいわけでは有りません。
「読んだよ」程度のコメントはご遠慮させていただいています。
悪しからず御理解願います。

88歳になりました。

同居はしているものの2世帯同居ですから普段から煮炊きもお風呂も全く別です。

仕事から離れて難しい決裁には全く関わらず。

数年前に自損事故をして免許証を返上してからは家から出るのは病院と妹にあたる私の叔母の住まいに好きな相撲を一緒にTVで見たいという機会ぐらいしかありません。

何を欲しがるわけでもなく、二言目には早いことみまかうことばかり。

欲望というのは生きる力の根元だとつくづく感じさせられます。

超高齢化社会の日本で歳をとって何を生きるよすがにするべきか決して他人事ではありません。

寿命ばかりは神のみぞ知る話。

以前肺がんで闘病中だった友人に見舞った時、ゆっくり静養して治療に専念すればいい、時間はあるから前から言っていた勉強してみてはと話したことがあります。

向学心の強い彼だったからと思ったから。

ところが帰って来た返事は「いやそう思ったけど、いくら読んでも頭に入ってこないんだよ」でした。

自分の将来や家族の行く末を思うと落ち着いてできることではないというのです。

誰しも時間は限られています。

欲張って思うこと、感じること「いつかまた」は考えないで実践する事。

親孝行も今しかできないと思い女房はプレゼント、娘はスイートを作ってくれています。