ツナギ | 雲の呟き

雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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昨日BSでやっていたツナギという映画を見た。

率直にいって映画の中身は荒唐無稽だが、伝えたいことはよくわかった気がする。

最後のエンドロールで樹木希林が「最上のわざ」という作者不詳の詩を朗読する。

>この世の最上のわざは何?
>楽しい心で年をとり、
>働きたいけれども休み、
>しゃべりたいけれども黙り、
>失望しそうなときに希望し、
>従順に、平静に、おのれの十字架をになう
>若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、ねたまず、
>人のために働くよりも、けんきょに人の世話になり、
>弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること
>老いの重荷は神の賜物
>古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために

ここでいう「わざ」というのは老いるためのスキルという意味なのだろう。私の子供時代、60,70といえば「老後」とされていた。

寿命が格段にのびて元気なのは結構だが、どうも歳のとり方が昔とはだいぶ違う。がわきまえなければいけないサイクルというのも未だあることを知っておくべきだと思う。

大学時代、彦根の建築業者さん(平たく言うと大工さん)に4年間下宿させていただいた。長老の大叔母様がご存命で廃材を使った蒔きでお風呂をたかれていた。夕方薪をくべるのはこの方がいつもなさっていて、ある日私が手伝おうとしたことがある。

その時のお答えが今でも記憶している。「年寄の仕事をとらんでおくれ」だった。

今の自分が人生の「秋」なのかどうかわからないが、共感するところが多くてついクリック買いをまたしてしまった。

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いい歳よりになりたいな(-.-)