2週間前の週末、東京のばね機械の製造メーカーさん3社に出張、弊社の抱える技術課題について図面も携えて相談に行きました。もちろん営業部長のネルも一緒です。
金曜の深夜3時に自宅を出て深夜高速料金で東京へ。朝7時頃用賀を抜けメーカーに直行。今回は主に極細の線径0.3φ以下0.05までの押しばね、引きバネ、ねじりコイルばねなどの変則的なものの加工技術について相談させていただいた。
中部圏特に名古屋周辺はなんと言っても自動車が主体な理由もあって線径がどちらかといえば太いほうへ偏る傾向がある。故に電気部品の供給とかには力点を置かないことが多く得意でない。どちらかといえば在京の電機メーカーをユーザーにする業者の多い東京周辺では細線の実績も実力も経験値が高いと思われている。その受け皿になっている機械メーカーはさすがに持ち込まれた課題も多く実績がある。そうした過去にクリアした課題のサンプルをたくさん拝見し、こちらの課題も正面からぶつけて議論させていただいた。
東京都内は移動が大変で3社目を回った時にすでに4時を過ぎ、あと楽器メーカーのユーザー(実はオーナーは私の大学時代のバンド仲間)と約束があり日暮里までいき久しぶりの再会をしました。最近ここの作っているエレキギターに弊社がバネを供給していて評判がいいらしい。どうも趣味くさいところが抜けなくていけないですが、開発からやれてエンドユーザーの評価が聞けるのは張り合いのある物です。
7時頃帰宅の途についたのですがあいにくの雨降り、朝早かったこともありくらくら睡魔が襲うときにはネルを連れ出してSAで散歩しつつ、土曜に入ったのでETC\1000の週末割引で夜2時頃無事帰宅しました。
本当に今回短時間ではありますが細線の加工、工法、精度についてたくさんの課題について機械メーカーとしてのソリューションを拝見して直感的な感想「天才的」。日本人の細緻な器用さと空間認識力はすごい。加工製造それ自身に不可能という言葉は無いように思えた。バネの奥深い所、というかものづくりそのものの奥深さに感動しました。テレビで職人番組のようなものを好んで私もよく見ますがそんな連中が日本にはごろごろいるのだと思えました。
があの設備があってもそれを操るエンジニアがいないといけないし育たないと意味が無い。また数万個に及ぶ量産対応に全数保証できる管理技術と管理体制がバネメーカーとしての課題も残っている。まだまだ勉強が足らない自分とうちのスタッフに逆に先があることの楽しさを伝えたくて資料を現場に回してみました。不景気もあながち悪いことばかりとは思わないでこうした自分の至らなさを思えばまだ先は長い。