「1/65536」について。
プレミア級のフラグによく出てくる数字だが、
なぜこの数字になっているのかを簡単に。
2進数って何。
65536＝フラグの数
スロットでは、レバーを叩くごとに
内部で乱数（ランダムな数字の事）を生成。
その数字は「2進数」で「0から65535」までの値になる。
なんでその数字になるのか。
教科書に書かれていることを書くと
スロット内部で使用されている
マイクロプロセッサの演算処理が、
最大で16ビットまでの対応となっているから。
「ビット」について。
これが今回の重要単語。
仕事で、要注意のタスクに対して
「ビットが立つ」とか使うことがあるが
これは「2進数」の「桁」の事。
2進数というのは通常我々が使っている
「0から9まで」の数字ではなく
「0」と「1」しかない数字。
なので1の次はすぐ桁上りが発生する。
で、桁の最大数を「8ビット」「16ビット」、みたいに表現する。
ちなみにみんなが使っているスマホはほとんど64ビット。
パチスロは8ビットプロセッサで一部演算が16ビットまで対応との事。
つまりかなり古いプロセッサを使っている。
この「演算は16ビットまで」というのが重要で、
要するにそれで表現できる10進数の種類が0から65535となっており、
1/65536という数字はここから来ている。
パチスロにおいてはこの65536種類の数字に
それぞれに対応した役割をもたせ、それを「フラグ」と呼ぶ。
例えば0番から8191番までに「リプレイ」という役割を対応させれば、
リプレイフラグの出現率は12.5%（1/8）に。
例えば65535番に「フリーズリプレイ」みたいな特殊な役割をもたせれば、
1/65536のプレミアフラグの出来上がりだ。
もっと重いプレミアがある。
1/262144＝1/65536の1/4
上の説明を読むと「パチスロで一番重いプレミアは1/65536」におもえるが、実際は違う。
取得した乱数を更にふるいにかけることで、
それよりも低い確率の超プレミア演出を実現する事ができる。
例えば分かりやすいのでいうと
「1/65536を引いた時の1/4」で発生する超プレミアフリーズがあるとする。
これだと実際の出現率は1/262144になる。
これは初代「コードギアス反逆のルルーシュ」のフリーズのシステムだ。
で、これちょっと表現が難しいんだが、
この場合でも引いたフラグはあくまで「1/65536」。
初代ギアスでいうと「ギアスラッシュ」という特殊なボーナスの1/4でフリーズが発生すると。
この場合なんかは「フリーズのフラグを引いた」という表現は間違いなのが判るかと思う。
正確には「ギアスラッシュからフリーズに当選した」とか。そんな感じになる。
あくまで、パチスロ上のフラグで最も重いのは1/65536。
それ以上重いのは何かのフラグを引いた上で、
さらに何かの抽選を突破した結果。という事になる。
「確率なんてどうでもいいから『フリーズ』引かせろや」
そんな声が聞こえてきそうだが
まぁ、フリーズまでの近道は一つしかない。
レバーを叩き続ける事。これしかない。
もしかしたら明日すぐ引けるかもしれないし
半年後、１年後かもしれない。
そこで俺が出来る事といえば
叩き続けられる環境、価値を創り続ける事。
俺の様に引けるまで諦めないユーザー達の為に。
では、本来の仕事に取り掛かる。
今日はこの辺で。
明日 レイアウト変更 10時開店