この作品はもう、多くのメディアで紹介されておりますので、皆様の中でもご存知の方が多いかもしれません。でもこの場でもお手伝いして、もっと多くの方の目に触れていただきたい作品です。2007年2月に第一巻が刊行されました。






まずタイトルがとても好きです。やっぱりタイトルって大事です。ジャケも大事ですが、タイトルもイカしているにこしたことはありません。すごい単語をくっつけたものですね。個人的に、イケてるタイトルはたくさん売れてほしいものなのです。なかでも、日本語っていいですね。



僕は店頭で商品を展開する際、自分の思い入れを極力ゼロにして、グランデを作り上げてますが、雑誌アクションを購読しているので、ここには思い入れがちょっとだけ、入ってしまいますね。土山先生はベテランの方ですし、商品の動きには特に心配はなかったのですが、ここ最近の作品の中では一番注目度を集めたように思います。最初から売れてましたが、あちこちの紹介の力で、さらに動きを強めていきました。帯も力強くアピールしてますね。



舞台は刑務所。大晦日に出るおせち料理を賭けて、自分たちが食べた一番うまいものの話をするというストーリー。ここに登場するそのうまいメシとは、決して高級料理ではなく、やきそばだったり、立ち食いソバだったり、我々にはありきたりな感じのもの。でも、それを最高にうまく表現する(というか、実際うまいんでしょう)絶妙さが最高です。



僕は立ち食いソバの話が最高でした。あんなに美味そうにマンガになってるの、見たことないです。次の日食べにいきました。みなさんは、どのメシに心奪われるでしょうか?今月28日、3巻が発売します。1・2巻で予習して、是非のどを鳴らしてください!



DVDにもなった、日本文芸社、「喰いしん坊!」も合わせてお薦めです!表紙、とにかく喰いまくりですね。






コミックスだとわからないと思いますが、連載時のこぼれ話をひとつ。囚人たちが騒ぎを起こして、「お前ら全員、懲罰房行きだ!」って、賭けの途中なのにお話が止まってしまったことがあったんです。そしたら、その回から連載も2ケ月ほどストップすることになってて、うまい区切り方だなぁ、と半分ビックリ半分なるほどって感じでしたよ。



今日は、講談社新刊が強力な勢いです。「聖☆おにいさん」「ジパング」「ああっ女神さまっ!」「チェーザレ」「Giant Killing」「EDEN」「RED」・・・などなど。そして「ガンダムユニコーン」「ケロロ軍曹」「てるてる天神通り」などなど率いる角川新刊も、いい感じですよ。お待ちしてます!