腸には100兆個もの細菌がおり、
お花畑(フローラ)のように咲き乱れている!
それを腸内フローラと呼んでいます。
腸内フローラは様々な病気の原因と関連していて、
腸内環境しだいで、
痩せる!
若返る!
病気を防ぐ!
と言われています。
腸内フローラの乱れが肥満の原因に繋がります。
在る実験で、
肥満の人のフローラと、痩せている人のフローラを
それぞれ無菌マウスに移植し、
経過を見たところ、
肥満菌を移植したマウスは肥満し、
痩せ菌を移植したマウスはスリム!という結果が出ました。
この実験で分かった事は
『肥満フローラを持ったマウスは肥満させる菌がいる』のではなく、
『肥満を防ぐ菌がいない!』という事でした。
なので、
痩せるためには
腸内環境を『肥満を防ぐ菌だらけ』=『善玉菌』に
すればいいのです!
では、
『肥満を防ぐ善玉菌を増やす方法』をお伝えしますね。
肥満を防ぐ菌の名は【バクテロイデス菌】です。
これは天然の痩せ薬【短鎖脂肪酸】を出し、
脂肪を燃やし、脂肪の蓄積を防ぎ、
肥満を予防してくれます。
このバクテロイデス菌は食物繊維を餌にして、
短鎖脂肪酸を出します。
なので、
食物繊維がたっぷり摂取されていれば、
痩せフローラが増え、
食物繊維が不足していれば、肥満フローラに占領されてしまいます。
更に、怖いのは
腸内環境が乱れると、悪玉菌が入りこみ
糖尿病、動脈硬化、ガン、高血圧症、心筋梗塞、
脳卒中、リウマチ、口臭、花粉症、アトピー性皮膚炎、うつ病、認知症、
感染症などになりやすいというデータが出ています。
健康的な人の腸内環境バランスは
善玉菌20%(ビフィズス菌、乳酸菌)
悪玉菌10%(ブドウ菌、ウェルシュ菌)
日和見菌70%(バクテロイデス菌)
食習慣を整える事で、善玉菌、日和見が
住んでくれるようになります。
善玉菌、日和見菌は食物繊維が大好きです。
悪玉菌は脂質と動物性たんぱく質を好みます。
(脂質、動物性たんぱく質を摂らないでおきましょうといっているわけではないです。
これらは必要です。バランスが大切という事です。)
腸内環境を整えるには少なすぎる食物繊維を増やし、
多すぎる脂質、動物性たんぱく質を減らせばいいのです。
そして、
腸内環境を整える習慣をつけましょう!
その習慣とは
習慣①食物繊維しっかり摂る
女性は21g/日以上必要です。
その方法として、
1)主食を全粒穀物にする
精米を玄米や押麦に変える
食パンをライ麦パンや全粒パンに変える
2)野菜、果物を食べる
食物繊維が多いものはキウイ、リンゴ、バナナ、ゴボウ、カボチャ、
ブロッコリー、芽キャベツ、アボカド、トウモロコシ、大豆製品、
キノコ類、海藻類
習慣②おかずを食べ過ぎない
理想は肉、魚は女性は60~100g
1食(手のひら面積1枚、厚さは手の厚さ)位です。
習慣③色々な発酵食品を摂る
発酵食品は善玉菌の餌になります。
腸内フローラを改善し、免疫を刺激し、健康状態を高めます。
ヨーグルト、キムチ、納豆、みそ、麹、ワイン、甘酒など
習慣④抗生物質を控える
抗生物質は善玉菌も殺してしまいます。
独断で判断せず、医師のもと服用しましょう。
習慣⑤人口甘味料を控える
人口甘味料は腸内環境が乱れ、血糖値コントロールが悪くなります。
アステルファムk、アスパルテーム、サッカリン、ネオテーム、スクラロース
等。
糖質オフと表示されたものに多く入っています。
痩せる事だけはなく、
免疫力を上げるためにも腸内環境を整える事は大切です。
意識することで、少しづつ変化して行きます。
大切なことは継続することです。
継続すると、それは習慣になり、
当たり前になっていきます。
それをしないと気持ち悪くなります。
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