一条工務店は地震に対してかなり力を入れている

住宅メーカーの一つです。

一条工務店では社員に地盤調査の基礎や調査員資格

取得の講習を実施し担当営業自ら地盤調査を行ない

自社内に設立した「地盤調査研究所」にて地盤調査

結果を解析し適正な基礎の選定をしています。

詳しくはこちらをご覧ください。








そしてそのデータをもとに私たちの畑は地形分類で

どこにも属さないその他になるそうです。









そこを踏まえて地盤調査の結果を発表します!!

基礎調査結果は

ベタ基礎

ソイルセメント

となりましたあせる

ソイルセメントとは土とセメントを攪拌して杭と

同じ役目をする地盤改良の一つです









心の片隅でベタ基礎で行けたら良いなぁと

期待していたところもあったのですが

まぁ元々畑なのでそうなる事は分かっていました汗






ソイルセメントと判定が出たのですが私たちの

建築計画では問題があるということで

ベタ基礎

H型PCパイル

に変更することになりました。









その問題というのが設計当初から予定している

井戸の事です。




井戸の設置を検討していたので営業Sさんから

『井戸を設置するのでソイルセメントから

 PCパイルに変更する事になります』

『ソイルセメントは土にセメントを混ぜるので

 地下水の汚染や分筆した残りの畑の土壌を

 汚染する可能性があるかもしれません』

『施行時に水脈にも影響があるかもしれない』

とのことでした。





変更になると言われた時は

「費用が高くなるなぁ」

と金額のことだけ気にしていました。


ソイルセメントの施工費用・・・812,000円

H型PCパイルの施工費用・・・918,000円



差額は約10万円になります。



ビックリする差額では無かったので

H型PCパイルでお願いすることになりました。


ベタ基礎の施工費用・・・676,600円


基礎+地盤改良費用・・・1,594,600円


合わせて約160万円となかなかの金額になり

オプション費用が増大した要因になっています。



オプション費用についてはまた今度記事にします。



そもそも地盤改良について何も知識が無かったので

このブログを始めてから詳しく記事を書くために

いろいろ調べることにしました。

【なぜソイルセメントは井戸に適さないのかはてなマーク

【なぜ施工時に地下水脈が変化するのかはてなマーク

【H型PCパイルとはどんなものなのか!?



ソイルセメントの土とセメントを混合・硬化させて

柱状の杭を成形する過程で

《六価クロム》

という発ガン性物質が溶け出すそうです。


詳しくはこちらのサイトで説明していました。





六価クロムが水質や土壌を汚染するとの事なので

私たちの設計計画の井戸や周りの畑に関係するので

変更するのが妥当な選択だったのです。

それと地下水脈が変化する可能性があるのか⁉︎

という事なんですがこれについては確証的な事案は

ありませんでした。



何かあるとすれば着工後に地盤改良工事が始まる為

その前に井戸を設置しなければならずもし工事中に

水が出なくなってしまったら再度井戸を掘り直さな

ければならないのです。

余計な費用と手間がかかるので勧めないのです。






そしていろいろ調べているうちに一条ブログで

有名なさすけさんの記事にソイルセメント施工の

問題について書いてありました。







私たちは営業Sさんに言われるがままに

H型PCパイルにしましたが結果的に変更して

おいてよかったです。




設計の時に施工費用の安さだけでソイルセメントに

決めていたら建て替えや売却の時に撤去しなければ

ならない事や撤去費用が膨大な金額になるなんて

考えていませんでしたあせる





ソイルセメントは施工実績が浅いのでまだ撤去した

事例がないので今後に撤去事例が出てきたら随時

載せていくことにします。





次にH型PCパイルについて調べました。

H型に固められたコンクリートでソイルセメントの

ように現場でセメント系固化剤を使わないので

土壌や地下水汚染の心配がないそうニヤニヤ



詳しくはこちらをご覧ください。






今まで一条工務店の地盤改良はソイルセメントの

次は小口径鋼管だったのですが最近PCパイルの

選択ができるように基礎選定が変更になってます。






⬇️


選べる項目が増えたので施工費用と撤去費用を
考えて選択してみると良いですよDASH!




一条工務店の地盤改良の種類はこちらで詳しく説明しています。





さらに地盤改良について他の施工種類を提案した方のサイトがあったので紹介します。






今回は調べてみると奥が深く知らないと

出費が嵩む重要な話でした。




これから家づくりを始める人や今設計中の人が

少しでも費用削減が出来て

安心して暮らせるように少しでも

お役に立てればいいなぁ〜ニヒヒ