夕張清水沢アートプロジェクト 03
発電所2階への階段を昇ってゆきます。
※「」書きはアートの作品名になります

立派な階段
これだけ頑丈かつ贅沢な作りのものは珍しいと感じました

「白昼虫」
無数の蝶が舞うような幻想的な光景。

白昼虫に魅せられ迷い込んだのでしょうか?
鮮やかな蛾が一匹。
部屋の片隅で、静かに眠っていました

「かえるのをまちわびて」
市内をまわっていると、たくさんの空き家になった炭鉱住宅が今も多く残っています。
その家たちも、もう戻らない主をまだ待っているのかもしれません

隅に、かつて発電所の部品だったと思われる遺物がたくさん積んでありました。
これは、配電盤に付いていたランプかな

壁に、当時の職員さんが書いたと思われる計算書きの跡が残っていました

「窓際にもういない人」
窓辺に腰掛ける炭鉱マン…
今はもう居ない彼らの姿を発電所の建物は記憶している、その記憶を可視化したというコンセプトのようです。
惹き込まれるような哀愁感が、強く印象に残っています。
いつか建物も無くなってしまうのかもしれないけれど、ここの記憶は、しっかりと土地に残ってゆくのでしょう

「金剛顔」
あまりにもかくれんぼで気付きませんでした…
結果、金剛顔からの目線ってことで許してください
つづく
夕張清水沢アートプロジェクト
photo by tak FUU