ヤマハの音楽活動の日常を綴ってきたこのブログですが、ヤマハ音楽教室を退会してからというもの、更新がのらりくらりと途切れがちになっていました。 まるで私自身が「音楽との距離感」を探っているかのような、そんな消息不明のような日々でした。

 

ヤマハを退会したのは、息子が小学校5年生の頃。 あの頃はまだ、ピアノの前に座る姿が幼さを残していて、「この子はどんな未来を歩むのだろう」と毎回レッスン室の外でそっと思っていました。

 

その後は、個人の先生のお宅へ通いながら、吹奏楽部にも入部し、 高校受験、大学進学と、音楽と勉強の両方を抱えながら年月を重ねてきました。 気づけば、あれからもう10年。 息子は21歳になり、ピアノは彼の人生の一部として静かに根を張り続けています。

 

ジュニア専門コースから始まり、ヤマハの店大会、地方コンクール、学習者用コンクールなど、 本当に多くのステージに挑戦してきました。 あの頃の私たちは、毎回のコンクールが「家族の一大イベント」で、 結果発表の瞬間は心臓が跳ねるほど緊張していました。

 

そして今、ふと振り返りたく私がブログをのらりくらりと更新していた理由―― それは、息子の自立をそっと見守りたかったからだと・・

 

 

 

ピアノを続けるなら続けるで、親がいつまでもホールの片隅でにらみを利かせて、 結果に一喜一憂していてはならない。 そう思ったからこそ、私は「息子と先生の二人三脚」を邪魔しないように、 少し距離を置いて見守るという選択をしました。

 

これから少しずつ、当時のコンクールに対して私がどんな心情でいたのか、 どんな喜びや苦しみがあったのか、

 今の私は、あの日の喜びも、焦りも、嫉妬も、すべてが穏やかに沈殿し、 静かに日常を過ごしています。 

 

音楽は、息子の人生にそっと寄り添い続けてくれる存在になりました。