進路のことであれこれ考えていたとき、親しいママ友がふとこんなことを言ってくれました。 「でもさ、音大って武器になるんでしょ?トップ企業にも就職できる能力があるらしいよ」 と、アドバイスしてくれたのです。
その一言が妙に心に残って、私は思わず「音大卒は武器になる」という言葉を本気で調べ始めました。
音大卒って、実は“総合力のかたまり”なんですって
音楽大学を卒業した人は、決して「音楽しかできない人」ではありません。むしろ音大は、社会で求められる総合力をこれでもかと鍛える場所。毎日の練習で身につく継続力、本番で結果を出す集中力、レッスンや練習計画を管理する自己管理能力、ステージで磨かれるプレゼン力、アンサンブルで育つ協調性…。そしてコンクールや発表会に向けた準備は、まさにプロジェクト遂行力そのものです。
こうして並べてみると、「あれ?これって普通にビジネスで求められる力では?」と気づきます。実際、音楽の経験をビジネスの言葉に置き換えると、コンクールは“プロジェクト管理”、アンサンブルは“チームワーク”、レッスンは“PDCA”、ステージは“プレゼン力”、練習は“セルフマネジメント”。企業が欲しがるスキルと驚くほど一致しているんですよね。
ただし、突然の方向転換には“現実の壁”がある
とはいえ、大学3年になって急に「一般企業に行こう!」と方向転換すると、企業側からはどうしても“準備不足”に見えてしまいます。音大生は3年生まで音楽一本で生きてきたため、エントリーシートがコンクールやレッスンの話ばかりになりがち。素晴らしい経験なのに、ビジネスの言葉に翻訳されていないと企業には伝わりません。
インターンの面接でも、マーケティングや企業研究、業界理解などが問われるため、「音楽以外の話ができない」という状態になりやすく、「就活の準備がまだだね」と判断されてしまうことも。
本来、音大生は継続力・集中力・自己管理能力・プレゼン力・協調性・プロジェクト遂行力など、企業が欲しがる力を高いレベルで持っています。でも、それを“ビジネスの言葉”に変換できていないまま就活を始めると、どうしても書類で落ち続ける現象が起きてしまうことがあるらしいです。
こうして現実を知ると、「一筋縄ではいかないんだなぁ」と痛感します
