5月25日にミネアポリス近郊で、白人警察官に執拗に首を押さえつけられ亡くなったアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドの人種差別的な死を受け、「#Black Lives Matter(黒人の命は大切)」をスローガンに、全米のみならず世界中に抗議活動が拡大。

企業や著名人、ハリウッドセレブたちがSNS発信や寄付などで正義を求める行動に賛同したり、実際に抗議デモに参加しているが、約5万人の人々が集結したと伝えられているロサンゼルスで、7日、ブラッド・ピットも群衆に交じってデモに参加していたようだ。
 

 

独占でこの時のブラッドの写真を掲載したのは、「Daily Mail」で、先日、アフリカ系アメリカ人の青年のセルフィーに応じていた時と同じBMWのバイクに乗車して参加。

ヘルメットにサングラス、マスク代わりにバンダナで口を覆ったブラッドが群衆に交じり、グローマンズ・チャイニーズ・シアターの前で、バイクに乗っている姿が捉えられている。

今回も先日と同じ白いスニーカーに、裾を折り込んでいないものの、同じダメージジーンズをはいているように見えるが、トップスは、亡くなった「George Floyd」という名が胸にプリントされたグレーのパーカーを着用。

フード付きパーカーは、特に暗闇で黒人がかぶってはいけない(怪しまれる)と教育されている一方で、2012年に、パーカー姿のアフリカ系アメリカ人の少年が白人の自警団員に射殺された事件を受けて、パーカーは抗議と怒りを表す象徴の1つとなった。

デモに参加したヨガインストラクターは、

「ブラッドは、抗議デモが始まった4時すぎに1人でバイクに乗ってやってきました。

行進が止まった時に私はブラッドに気が付きました。

ブラッドはその後も一緒に移動し、行進が止まるたびに演説に耳を傾けていましたが、1回だけ、マスクを外して微笑んでいる様子を目撃したのですが、とても幸せそうでした。

彼の微笑んだ顔を見れば、誰でもブラッドだとわかるでしょう」

とその時の様子を語っている。

ロサンゼルスの抗議デモにはこれまでにもアリアナ・グランデ、カイア・ガーバー、カーラ・デルヴィーニュ、クリステン・スチュワート、マシン・ガン・ケリー、ジェイミー・フォックスなどが参加し、ジェニファー・ロペスとアレックス・ロドリゲスはマスクも含めてオールブラックの装いでプラカードを持って、デモに参加している様子が伝えられている。

NY在住/JUNKO Movieworker