脚本家/小説家・太田愛のブログ
『犯罪者』(KADOKAWA)



『幻夏』(KADOKAWA)

第67回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補


『天上の葦』(KADOKAWA)



『彼らは世界にはなればなれに立っている』(KADOKAWA)

第4回山中賞受賞


『鯉』(光文社刊「Jミステリー2022FALL」所収)



『未明の砦』(KADOKAWA)


第26回大藪春彦賞受賞


『夏を刈る』(光文社刊「Jミステリー2023 FALL」所収)

第77回日本推理作家協会賞(短編部門)候補

6月26日発売の「ザ・ベストミステリーズ2024」(講談社)に、『夏を刈る』が収められています。昨年、「Jミステリー2023 FALL」に掲載した際は枚数の関係で削った部分を少し加筆しています。第77回日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされた5つの作品がすべて読めるセレクションになっています。

ぜひお手にとってみてください。

また、KADOKAWAのグループへの大規模なサイバー攻撃の影響で、書籍の物流全般が滞っているとのことです。『未明の砦』はAmazonで在庫切れ、『彼らは世界にはなればなれに立っている』も文庫は在庫切れになっています。復旧までしばらく時間がかかるとのことです。「一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です」という文字を毎日見るにつけ、悲しい思いです。

お近くの書店にございません場合は、楽天ブックスなど別のネット書店ではまだ在庫があるようですので、そちらでお求め下さいませ。

 

『彼らは世界にはなればなれに立っている』Audible版の配信が

が今日17日より始まります。ナレーションを担当してくださったのは、『犯罪者』でも見事に演じてくださった青木崇さんです。

また、『未明の砦』の配信もすでに始まっています。こちらのナレーションは山内平さんです。

どちらもAmazonのページでサンプルを聴くことができます。

『彼らは世界にはなればなれに立っている』→こちらです。

『未明の砦』→こちらです。

Audible派の方も、Audibleお初の方も、ぜひお聴きになってみてください。

 

 

 

4月30 日配信の徳間書店の電子書籍「読楽」2024年5月号に、短編『十月の子供たち』を寄稿しました。大藪賞受賞記念として書いた作品ですが、『未明の砦』とはまったく雰囲気も世界も異なる、七歳の子供たちのお話です。流星群の夜に彼らの家族が地下室で始めた「びっくりキャンプ」を発端とする、この小さな物語を書いているあいだ、ずっとひとつのことを思っていました。いま同じこの時を生きている、ひとりでも多くのみなさんに読んでいただきたい小説になりました。ぜひご一読ください。Amazonでは→こちら

UnsplashAlexander Andrewsさん撮影。

昨秋発表した短編『夏を刈る』が、第77回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれました。お手にとってくださったみなさま、応援してくださったみなさま、ありがとうございます。

 

『夏を刈る』は、光文社から刊行された『Jミステリー2023 FALL』というアンソロジーに収められた一編。

 

ある地方都市の古いお屋敷の解体作業中に、庭園の井戸から、半世紀あまり前のものと推定される白骨化した若い女性の遺体が発見されたことから始まります。敗戦からようやく華々しい復興を迎えた時代。そこに生きた三人の女性たちのひと夏の物語です。

 

未読の方は、この機会にぜひ。amazonでは→こちらです。

 

 

また、『未明の砦』と『彼らは世界にはなればなれに立っている』のオーデイブル版配信が決まり、しばらく前からAmazonで予約注文が始まっています。

 

『未明の砦』配信予定日は4月26日。ナレーターを務めてくださるのは声優の山内平さんです。『彼らは世界にはなればなれに立っている』の配信予定日は5月17日。こちらは、『犯罪者』オーディブル版でも素晴らしい語りを聴かせてくださった、青木崇さんのナレーションです。

 

オーディブルで初めて拙作にふれてくださる方も随分、増えたようで、ウォーキングや通勤の折に『犯罪者』や『幻夏』を聴いているという感想もしばしばいただきます。『未明の砦』、『彼らは世界にはなればなれに立っている』、まったく趣の異なる2つの物語をぜひ楽しんでください。

 

 

先週、3月1日(金)に大藪春彦賞の贈賞式が行われ、行ってきました。ものすごく緊張しました。

右から大藪春彦賞選考委員の東山彰良先生、黒川博行先生、太田、松下隆一さん、同新人賞の安孫子正浩さん、大藪春彦賞選考委員の大沢在昌先生、同新人賞選考委員の今野敏先生です。

 

こちらは受賞者の三人、右から松下さん、太田、安孫子さん。

 

 受賞の帯がかかった『未明の砦』三刷もできました。

 未読の方は、この帯でぜひ。既読の方も余裕がありましたら、ぜひこの帯をお手元に。

 

 

 

『未明の砦』が第26回大藪春彦賞をいただきました。松下隆一さんの『侠』と二作同時受賞です。

 

新聞連載から書籍化まで支えてくださったみなさま、連載を追いかけてくださったり、本を手に取ったりしてくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

 

デモクラシー・タイムスのインターネット配信番組『池田香代子の世界を変える100人の働き人』にゲストとしてお誘いいただき、ドイツ文学者・翻訳家の池田さんと対談いたしました。

 

配信は明日1月7日午後7時から。

以降はYouTubeでいつでも視聴できます。
番組のページは→こちらです。

 

『未明の砦』、これまでの著作、執筆や取材の方法などについてお話ししました。

ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

 

 

 

明けましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年7月には『未明の砦』の単行本を、8月には『彼らは世界にはなればなれに立っている』の文庫を上梓いたしました。『未明の砦』は第26回大藪春彦賞候補作に選ばれています。10月には2022年に続き、光文社文庫『Jミステリー2023 FALL』に、短編『夏を刈る』を寄稿いたしました。

 

今年は、念願の新作の長編小説に着手する予定です。ほかにも、いくつかの企画が進んでいます。詳細が決まり次第、随時、HP・ブログにてお知らせいたします。

 

また、『夜と霧』の新訳や『世界がもし100人の村だったら』『ソフィーの世界』などで著名なドイツ文学者・翻訳家の池田香代子さんのお誘いで「デモクラシータイムス」に出演することになりました。人前に出てお話しするのは恐怖に近いほど苦手ですので、おそらくこのようなことは最初で最後となると思います。ひとえに池田さんの『夜と霧』などに感銘を受けたからです。配信日が決まりましたらお知らせいたします。

 



 

 

 

『未明の砦』が第26回大藪春彦賞にノミネートされました。

大藪春彦賞候補作

お手にとってくださった皆さま、どうもありがとうございます。

 

 

 

 

表題は書評家・藤田香織さんによる『未明の砦』のレビューの冒頭の一文です。レビューのタイトルは『法やルールは「上のほう」の都合の良いようにしか変わらない、と思っているあなたへ』。現在、WEBマガジン・カドブンに掲載中です。

藤田さん、実にシャープで力強いレビューをありがとうございます。

少しでも興味を持たれた方、今すぐ読めますので是非ご一読を。→こちらです。