青森市の「あおもり北のまほろば歴史館」さんにて、「こぎん刺し ー受け継がれる技と心ー」展が開催されています。6月16日(日)まで。
さっそく行ってきました^ ^
古作こぎんはもちろん、南部菱刺しの前掛けや着物、アイヌのアットゥシ、青森の襤褸も。
かつて青森市の「稽古館」に展示されていたこぎん刺しタペストリーも見応えがあり、きっと刺してみたい模様に出会えると思います。
また、間山淑子さん(1943〜、青森市)の作品をこれほどまとまった数で拝見したのは初めてでした。
現代になって色を得たこぎん。そして、往時は着るものだったのが、アートとしても表現されるようになり、曲線的な造形、空間を空けるといった昔にはなかった試みが生まれていますね。
これまで数々の作品を世に送りだしてこられた間山さんの軌跡を辿るような展示です。
間山さんの作品は、船や民具の展示スペースにもありますので、ぜひ忘れずにご覧くださいませ^ ^
民具コーナーには「伊達ゲラ」(津軽の蓑)も展示されていました。
こちらは男性の手仕事で、装飾が施されており、男性から女性への贈り物であったともされています。
女性はこぎんを贈り、男性はケラを女性にーー指輪の代わりだったのか!?も知れませんね!
そう考えると、古作こぎんの見え方もまた変わってきます。
どんな模様をどこに、どんな風に入れ込むのかーーきっと意味があっただろうな。聞いてみたかったな、と思います。
想像してみることも面白い。自分だったら何の模様を入れる??と考えたら悩みます。自分用と家族用で違う模様を入れるだろうな。
そして、着古したこぎんのへたり具合や染めこぎん(染め直したもの)の風情、補修の後や襟の素材の違い、袖の形など、着物として見てもまた、どんな風に使われたのかが想像できるのではないでしょうか。
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全部書ききれませんが、、こぎんの今昔を様々な視点で楽しめる展示となっておりますので、ぜひ足を運んでみてくださいね♪
あおもり北のまほろば歴史館
@aomorikitanomahorobarekishikan