angel of death | 政治とメタルと網膜剥離

angel of death

高校のとき、まわりはスラッシャーだらけだった。と言うよりも、留年すれすれのクラスの吹き溜まりのような連中はほとんど皆スラッシャーだった。

この世界ではスレイヤーが必修科目で、ある友人は授業中でもわけのわからん内容だと、"angel of death~"と(小さく)歌っていた。その声がもう二十年たった今でも、ときたま空耳で聞こえてくる。

スレイヤーは当時、アングラで血なまぐさい雰囲気を醸し出していて、私もちょっととっつきづらく、どちらかというとメガデスの方が好きだった。それから20年・・・ここ最近では全米トップ10にも入るようになっているという。実に結成以来25年以上を経て、アメリカンドリームを実現し、ピークを迎えつつあるのか?この十年ほど、この種の音楽を聞いていなかったこともあり、隔世の感がする。

THE 冠の「哀しみのヘビーメタル」の歌詞に、「どうやらメタルが来てるらしい~(絶叫)」という節がある。日本では相変わらずマイナーだが、世界的には本当に来ていたりするのだろうか?