中身は、いつだって、この私。 -5ページ目

中身は、いつだって、この私。

子育てもひとだんらく。そろそろ人生、折り返し地点。
「やれるときに、やっとけ!」という父の遺言を胸に、やり残したことを消化することに全力を注ぐ、私の悪あがき日記。
次、何しよっかな~

今回は、非常に面倒な話。どうでもいい話。

旅情報はゼロです。にひひ

お時間のある方、「メンドクサイ話、結構好きよラブラブ」という方だけどうぞ。



キャメロン・ラッセルのトークが、ヤフーニュースに取り上げられてた。


「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて。」


という題名。


動画で話す彼女はとても美しい。

だけど、もっと素晴らしいのは、彼女の話の内容。


読んでいて、あーこれ、それだよ、それ、それ、って思った。

本当に、胸が高鳴って、一気に彼女のトークを聞いた。


私はもちろん、彼女のように素晴らしい容姿ではない。むしろ、ほんとに美に無頓着なおばちゃん。気を抜けばあっという間にプクプク太るし。


だけど、若い頃、何の因果か、バカみたいにチヤホヤされたことがあった。

もちろん、彼女とは比べ物にならないレベルだが、お転婆な子供っぽい本当の自分と、周りの目が作り上げた自分とそのギャップについて行けなかった。

だから彼女の言う、「作り上げられた作品の自分、と、本当の自分」、という言葉がすごく、刺さる。


そして彼女は、「自分は、遺伝子の宝くじに当たった。」という考えでいる。

「その恩恵で稼いでいる、そのお蔭で才能のあるクリエイティブな人たちと仕事ができて幸せだ。」としています。

だけど・・・・

「モデルをやりたい」、という少女に、彼女は聞く。

「どうして、大統領や、医者じゃなくてモデルなのか? そして、何も権限のないモデルより、『ヴォーグ』の編集長や H&MのCEO 、になったほうがいいんじゃないか」と。


「モデルになるのは宝くじに当たるようなもので、自分でどうにもできないし、くじに当たれば当たったで、それを失ったらどうしよう、もっとあれば幸せなのかな・・・・、という不安に駆られる」と言う。


とは言え、自分の外見の恩恵があるのもまた事実。

日常生活で、得をすることも多いという。

そして、逆に外見上のイメージだけで、ひどく辛い思いをしている人達がいることも彼女は感じている。


そして最後に彼女は言う。

「外見上の成功や失敗の裏には イメージの持つ力の影響があるという事を 考えられるように なって欲しい」と。

「人のイメージなんて、服を着替えるだけで、数秒で変わる。そんな実に表面的なものに、強烈に左右されているのだ」、と、語っていました。


読んでいて本当に、おこがましくも、あー、私が思ったことと同じだー、って感じました。

イメージとは本当に表面的で危うい物。「男のスーツは七難隠す」という記事でも少し書きました。それより、「ひねくれ女の作り方」という記事(今は公開してません)では、ほぼそのことだけを延々と書いてました。

そこで私が長々と書いたことが、聡明な彼女の軽快なトークに凝縮されていました。

なので、激しく共感。


ファッションモデルなんて、自分の美しさに酔いしれていて、容姿の良くない人を馬鹿にしている人が多いのかなと思っていたけれど、こういう人も居るんだな・・・。



だけど、この動画に対するコメントは、好意的なものはほとんど無かった。

意味が解らない、とか、こんな美人に言われてもムカつく、とか、そんなものばかり。


だけど私は、彼女が言うように、ファッションモデルの彼女だからこそ言えることなのだと思う。

仮に、「ブス」と言われるような人が、「人間、外見じゃないわよね」と言えば、世間は、「負け惜しみ」としか言わないだろう。


一流の遺伝子と、一流のプロたちによって作り上げられた、美しい作品の彼女だからこそ、言えること。


私は両方経験している。バカみたいにチヤホヤされた一年後、今度はジェットコースターのように周りから暴言を吐かれる経験をしている。それは、すべて表面的なイメージによるもの。


どちらの時もひどく辛く、そして、どちらの時もいいこともあった。

そして、外見に振り回されることのバカらしさ、危うさだけをトラウマ的に学んだ。


その後、私が選んだ道は、ファッションモデルの彼女とは、かけ離れている。

とにかく、美しく着飾ることを避けるようになった。

たまに出てくる「女の欲」(きれいになりたい、美しい服で着飾りたいという欲望)、を押し殺すようになった。


それでも私なりに、幸せを求め、旦那と結婚し、穏やかな生活。


だけど・・・・・・・・・。


娘が少女から女性へ、日々、成長してゆく中、『外見なんか・・・・』という自分の口癖に不安を覚える。

女の子に生まれた以上、誰だって、可愛い恰好をして、大好きな人から「可愛いね」と言われる喜びを味わいたい。私だってそういう幸せな思い出があるし、母親として、娘にもそんな幸せを味わわせてやりたい。


私の口癖で呪文にかけ、娘に私と同じ選択を強要していいのか。

同じことを感じても、美しさの頂点に立ったキャメロン・ラッセルと、地味で野暮ったいおばさんになった私の選択はまったく違う。


娘には自分で選択をさせよう。

だけど、私も彼女と同じように、「人のイメージなんて、服を着替えるだけで、数秒で変わる。そんな実に表面的なものに、みんな強烈に左右されているのだよ」、と、娘に語ろう。


ルックスに執着し過ぎれば、その危うさに虚しさを覚えるし、逆に、ルックスを無視し過ぎれば、そんなことで普段の努力をも台無しにすることがある。


人それぞれの「ほどほど」が大事だと思う。


あー、勝手にスッキリ。かお 音譜