心斎橋OPAの11階の「梅の花」
食べて、飲んで、親睦を深めるのだが、
さすがにこの時期に昼間から飲む先生はいない。
さすがにその辺りは皆プロだ。
僕の席の周囲の話題は主に、
最近終わった中学受験で盛り上がった。
第一志望が不合格で、
押さえの学校を受けていなくて、
行くところがなくなった場合、
一人だけ別日程で受験することができる
塾の力でそんなことも可能だ。
清風、明星、桃山、上宮の力関係、
来年度のランキングはどうなっているとか、
塾の先生の中でもレベルの認識が全然違う。
とある学校に特待生で合格したからと
喜んで行かせたら、その姉が通っていた
府下トップの女子校にかかった費用と
ほぼ同じだった。
何にそんなにお金がかかっているのか?
その学校は前期、後期で使用する
教材が家に送られてくる。
学校で買って帰るようにしないのは、
持って帰れる量じゃないから。
ダンボール2箱が半年ごとに届くらしい。
そんな話を沢山しながら
あっという間に時間が過ぎる。
会が終わってからアップ学習会の社長と
来週に食事に行くアポを取る。
その後は、6人の塾長とコーヒーを飲みに
日航ホテルに移動する。
ここでは労務管理の話が中心だったが、
両方の席で共通していたのが
iPadやfacebookなどの最先端のものを
いかに使いこなすか?という視点を
常に持ち続けていることだ。
去年の1年間は財務内容を良くすることを
第一に考えていたので、節約癖がしみつている。
いつもだったらiPadは出た瞬間に買っていただろう。
塾の講師には、学校の先生よりも
世間を先読みする能力が必要だ。
塾に戻ってからは、小学生の授業と
中3生の卒業テスト対策。
中3生にする定期テスト対策はコレが最後だ。
早い生徒は小4から通っている。
もうすぐこの学年との付き合いも
終わるんだろうとか考え始めたとき、
みんなの身長がとても伸びてることに
改めて驚かされる。
今日は仕上げテストを作ってみた。
まだまだできが悪い。
もっと成績を伸ばしてやれたんじゃないか?
って思う。この学年には、小6の時に
「トップ校を狙える実力があるよ」
と伝えた生徒がいる。
残念ながら彼女の受験校はトップ校ではない。
けど、実力的にはまちがいなく
トップ校に入れていただろう。
もしかしたら、僕以外の優秀な先生が
教えていたら、トップ校を受験できていたかしれない。
あの時、ああしていれば、こうしていれば・・・
たらればを言い出したらキリがないが、
自分自身としては悔やまれるところだ。
当の本人たちにとっては
割と大きな問題じゃなくて、
制服がかわいいとか、
誰がいる学校だとか
そんな事に心奪われたりするもんなんだけどね。
ただ、入試だけにはこうした後悔は
しないで済むように精一杯向き合いたいと思う。




