〜西軍本陣〜
リチャード王が帰還されたぞ!
皆の者!余は帰ってきた!我らには大天使ミカエルの加護がある!東軍など恐るるに足らず!力を尽くして戦うのだ!恩賞は思いのままぞ!
リチャード王陛下、私も加勢しますぞ!
我がブラックドラゴン軍、騎兵も歩兵も精鋭揃い。我が軍の力、とくとご覧あれ!
リチャード王、我らもお味方いたします!
重装騎兵の力、東軍どもに見せつけてやりましょう!
私も西軍に加勢します!
予言の書の力、存分に発揮いたします!
進め、西軍!勝利を我が手に!
〜東軍本陣〜
申し上げます!

前線にリチャード王が現れ、西軍は勢いづいております!その士気はまさに天を衝かんばかり!
むう、リチャードの奴が軍を離れていたとは…ぬかった、昨日までに大攻勢をかけるべきだったわ!
申し上げます!

我が方に援軍多数!
まず駆けつけたのはサンダラームの軍勢。
ラムソフ・ダラーム大公自ら率いる精鋭が到着いたしました!
サンダラーム軍諸隊は各方面から西軍に斬り込んでおりまする!
さらに突如現れた魔族の軍勢も我が方につきました!
骸骨や岩の怪物の群れ!巨人もおります!
よし、そろそろ頃合いだな。
ロデグランス大元帥!マルセル大元帥!セレノス王国全軍をもって西軍を攻めよ!
狙うはリチャードの首!西軍を殲滅するのだ!
〜ルクレール城〜
西軍から離反したマルモン王国軍は、ゼクトバッハ率いるバルトハイム帝国第二軍に野戦で敗れた後、本拠地ルクレール城に立て篭っていた。
堅城として知られるルクレール城だが、勝機を見出しての籠城というよりも野戦では抗し得ない以上、他に選択肢がないというのが実状だった。
だがバルトハイム帝国軍は野戦に強いのはもちろんのこと、攻城戦にも長けていた。
頑強に抵抗するマルモン王国軍だったが衆寡敵せず、バルトハイムの猛攻の前にルクレール城は陥落した。
防戦の指揮を執るプロヴァンス将軍は捕虜となり、フィリップ王は農民に身をやつしいずこかへと落ち延びた。
かくして”ルクレール城の戦い”はバルトハイム帝国軍の一方的な勝利に終わり、帝国の武威を改めて天下に知らしめたのだった。