【未解決事件】井の頭公園バラバラ殺人事件 ~宗教?人違い?~  | フシギバナ研究会

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未解決事件・怪奇事件を中心に紹介します。
日本では未解決事件は時効成立後は捜査はしません。
しかしそのまま忘れていい事件ではないと思っています。
フシギバナ研究会では、読んでいただいた皆様と
事件について話し合っていければと思っています。

こんばんわ

今回は未解決事件を書いていきます。

ちょっと長くなりますが、最後まで読んでいただければ

うれしいです。

噛み噛みのYouTubeラジオも載せているので

よかったら聞いてみてください。

※もっとうまくしゃべれるように頑張ります。

 

では今回の未解決事件は井の頭公園バラバラ殺人事件です。

以下、常体にて失礼します。

 

1994年4月23日、東京都三鷹市にある井の頭恩賜公園の

ゴミ箱から、人間の遺体の一部が発見された。

この遺体の主は近所に住む普通のサラリーマンで、

彼の周辺にはトラブルもなかった。

そのため捜査は難航し、容疑者の特定に至ることもなく、

15年後、公訴時効が成立。

 

この事件は2010年に時効撤廃が成立する1年前に時効が

成立してしまった事件。

もしも時効撤廃がもう1年早ければ、まだ時効は成立して

いない事件だった。

未解決事件にはこういった時期問題の事件が非常に多い。

 

 

◆事件概要

1994年4月23日午前

東京都三鷹市にある井の頭恩賜公園で、清掃員の女性がゴミ箱

にポリ袋に入った人間の足首が捨てられているのを発見した。

通常ゴミの中身の確認はしないのだが、この女性はゴミ箱の

中から猫の餌になるようなものを探していて、偶然ポリ袋を

開けた。

清掃員の女性によると、スーパーで売っている魚の切り身の

ように見えたそうだ。

 

警察が公園を捜索したところ、池の周りに点在するゴミ箱

7か所から、切断された人間の手足や胴体が入った袋27個

発見された。

それらは、いずれも固く結ばれた半透明のビニール袋に入れら

れていた。ひとつひとつの大きさは、不自然なまでに同じ

サイズだった。

通常こうした事件の場合、遺体は関節単位に分けられている

ことが多い。しかし今回はひとつの大きさがほぼ20数cm

だった。

このことから、犯人はこの公園のゴミ箱に捨てることを

想定していたものと考えられた。なぜならゴミ箱の投入口は

縦20cm・横30cmで、この大きさなら問題なく捨てることが

できる。

 

発見された遺体は両手足と右胸部のみで、

完璧に血抜きされていた。

手の指紋は削られていたが、わずかに残っていた掌紋と

DNA鑑定などから被害者は公園の近くに住む一級建築士の

M・Kさん(当時35歳)と判明。

肋骨の筋肉組織にわずかな出血の跡があったが、それ以外の

情報のない遺体からは死因や死亡時刻は特定できなかった。

※完璧な血抜き:血管の走行に熟知  

※核を持つ細胞が残っていればDNA鑑定などで身元は判明

 →捜査に関する知識は素人並み

 

 

 

◆被害者失踪

Mさんは1994年4月21日夜に行方が分からなくなる。

(昼に「今日は飲んで帰る」と連絡※本人の昇進祝い)

翌日22日夕方に奥さんが捜査願いを出す。

21日深夜に新宿駅で同僚と別れてから遺体で発見されるまで

の時間は34時間。

その34時間に何があったかはいまだにわかっていない。

 

 

◆犯行手段

解剖医は複数犯の犯行とみている。

①大量の血を搾りだすには大量の水が必要。

(一般家庭の浴室というのは考えにくい)

②切断、洗浄、梱包を流れ作業的に行ったと分析。

「元々決められた設備と手順にのっとって、

     冷静に行われた感じがする」と話す。

 

◆犯人

説① 過激カルト教団 (あの有名な宗教団体)

解剖医はこれほど緻密で異常な遺体処理をやっている例は、

世界の犯罪史上でも類を見ないため、医学の知識は少なく

ともある。

して、なにか宗教的な背景があるグループの可能性がある。

Mさんは同僚に車で送ってもらった時に、杉並区の高井戸

あたりで降ろしてもらったことが2~3回あった。

このあたりには宗教施設がいくつかあるが、これが事件と

関係あるかどうかは不明。

┗奥さんは、Mさんは「新興宗教の信者だったことはない」

と明言している。

 

※余談

この団体は事件発生当時、教団独自の医院を運営。

独自の医学的根拠のない教団独自の治療も行われていた。

1995年閉鎖。

信者の中で医学に特化した者は皆、元医師であっても

経験が浅かったり、研修医としてわずかに勤務した程度で

あった、外科的な知識や技術を有したものはいなかった。

 

 

説② 人違い

時効から6年後の2015年にこの説がささやかれた。

当時、この地域の露天商の元締め的存在の男性が、

M・Kさんと顔も背格好も年齢も瓜二つだった。

この男性は、当時増えていた外国人露店商をこの地域から

追い出そうと画策していた。

そのため外国人露店商含め、その周りといざこざはあった。

男性はその筋の人間に力を借りて徹底抗戦を試みた。

この時の相手外国人の中には外国人工作員がいた可能性が

あった。

この男性は逆に監視され命を狙われたのではないか。

こういわれるのも、その男性は当時倉庫として家を借りていた

吉祥寺界隈には近寄らず、都内のビジネスホテルを転々と

していたという。

男性がもう駄目かと思ったその時、この事件は起きた。

事件の夜、男性はいつも通り都内のビジネスホテルに潜伏して

いた。事件を知ったのはテレビのワイドショーで、画面には

彼が倉庫代わりに使っている家が映っていた。

そして被害者の映像を見たとき

「背筋が凍る思いだった、この人は私と間違われて殺された

と確信した」と語っている。

M・Kさんの自宅と、男性が倉庫代わりに借りていた物件は

目と鼻の先だった。

吉祥寺駅界隈では、男性はM・Kさんの知人らに声をかけられる

ことがよくあった。

 

説③ 交通事故

22日未明に人と車が激突するような物音がしたという情報が

あった。

「交通事故にあった被害者の死体を隠すためにバラバラにした」という見方も出ている。

※解剖医はこれを否定

交通事故だった場合、遺体になんらかの傷が絶対にあるはずだ

が、発見された遺体にはなかった

生前に受けたと思われる傷は右胸部に1か所あるが、

ほんのわずかな出血だけだった。

 

◆疑問

①他の部分

発見された遺体は両手足と右胸部だけで、全体の3分の1だった。では残りの3分の2はどこなのか?

※23日の遺体発見もほとんど偶然、ほかも捨てられたのでは

ないか?

 

②ポリ袋の縛り方

通常水漏れや匂い漏れを防ごうとする際、

普通であれば2枚のポリ袋を使って二重に包むものである。

ところが犯人は、「1枚で二度包む」という特殊な方法で

遺体を包んでいた。

この方法は料理人や魚屋、漁師、釣り人などがそれぞれ漬物や

キムチ、魚などをポリ袋に入れる際に用いる。

 

③遺体処理方法

バラバラの遺体はいずれも長さや高さが一定のサイズ(20cm)

に揃えられており、これにはノコギリ(手ノコ)が用いられたと

推察。

公園内に設置されたゴミ箱の投入口サイズは縦20cm横30cm。切断方法は3パターン存在し、「丁寧に(雑に)切断している

もの」「骨を最後まで切断しているもの」「骨の途中まで

ノコギリを入れ、そこからポキンと折っているもの」

 

遺体からは血が一滴残らず完全に抜き取られていた。

両手足の指紋は削ぎ落されていた上に、

手のひらは傷付けられて掌紋が分からないようにされていた。

 

 

④高井戸

同僚に車で送ってもらった時に、杉並区の高井戸あたりで

降ろしてもらったことが2~3回あった。

奥さんもこの理由はわからない。

 

⑤遺体遺棄日

武蔵野市では家庭用燃えるゴミの回収日は「月・水・金」、

回収作業は午前中に行われていた。

遺体発見日は燃えるゴミが回収されない土曜日であった。

 

 

 

 

以上です。

よかったら皆様の意見も教えてください。

最後まで読んでいただきまして有難うございました。