ANACAに必要な資質とは？

皆様、こんにちは

グレイシーベルＣＡ受験講師の夏目えみです。

毎日本当に暑い日が続いていますが、いかがおすごしでしょうか？

今年はCA採用も一気に始まり、CA受験生にとっては忙しい夏になりそうですね。

そんななかで当サロンの卒業生でANA現役CAさんに「ANACAに必要な資質とは？」というテーマでブログを書いて頂きました

ぜひ皆様のCA受験の参考にしていただけると幸いです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

あなたは「ANA CAに必要な資質は何だと思うか」と問われて、何と答えますか

私はCA受験生時代に「あんしん・あったか・明るく元気であること」と答えました。

現役CAになった今、振り返るとこの答えは少し抽象的だったと感じます

話は変わりますが、私が実際に入社して驚いたことがあります。それは、目標を常に立てさせる文化があることです

会社が掲げる年間計画はこれ、個人が今年度持つ目標はこんなこと、噛み砕いて毎便ごとのフライトでは前回の反省を活かしてこれ、など常に目標に対して自分がどんな位置にいて何を成し遂げたいか、自己計画し管理しています。

そもそも、CAは毎便同じようなことをしているように見えますよね。

実は、機内ではそれぞれのCAの役割(キッチン担当やビジネスクラス担当など…)や会社が明示しているサービスの“型”があり、それを体得していく必要があります。

特に毎便ごとの目標設定に関しては、フライトをする前から始まります

乗務の前日までにその便のCA全員が閲覧可能なポジションリクエストをオンラインで送り、当日は乗務前にバディの先輩に目標を共有します。

ポジションリクエストとは、当該の機材には何回乗務していて、路線は何回目か、サービスパターンの経験の有無や、個人的な目標の詳細などを書きます。実際にフライトでは目標に沿って実践をし、フライト後には反省点や失敗の要因は何だったか分析して先輩からアドバイスをいただく、そんなことをANA CAは日々しています。

(ただ、安心してください。会社の方針として残業は一切させないことが社風として根付き始めているので、基本は振り返りまで全て上空や勤務時間以内に行います。フィードバックの時間が引き伸ばされて帰れない経験を私はした事がないです。)

さて、本題に戻ります。

これまでの話を聞いて、あなたは「ANA CAに必要な資質は何か」と問われて、どんな答えをしますか

日々、上記のようなマインドを意識しているCAはどんな資質があると思いますか

ちなみに、リクエストにおいてはある程度の習熟の順番は決まっているものの、どんどん新しいことができるようになりたい、と思えば飛び級も可能です。JALでは若年層から国内線First Classができると受験期に聞いていましたが、ANAでもリクエストをしてどんどんPremium Class (JALにおけるFirst Class)もできます。実際に私も積極的に攻めた習熟をしました。

(講師より補足:ファーストクラス担当などに関するJALCAのキャリアパスは変更になっています。)

ここまでお伝えすれば、少しでもANA CAに求められる資質がどんなものなのか、把握できてきたのではないでしょうか？

私は面接での応答に関して、この「ANA CAの素質」がエッセンスになるよう、またこの文化を自分も踏襲することができるとの内容で一問一答練習をしていました。

ぜひ、就職したい各々の会社が醸成している文化にどう自分がフィットするか、考えながら就活してみてください