〜続きです〜
ディレクターRに、「他に何か質問ないかしら?」と聞かれ、私ももう特になく今の所ないです。。。と返答。
ずいぶん短くあっさりと、こんなんで面接が終了するのか?
質問も向こうからあまりされなかったし、これって私に特に興味ないってこと? ってことは、やっぱり今回のポジションは未経験だから、無理なのかなぁと頭の中で短時間で考えてたところへ、ディレクターR。
「それじゃ、あなたに私から質問」
え! こんな最後の最後に??
R 続けて、
「あなたは、どのポジションが一番興味あるの?」と。
私、一瞬意味がわからず。 漫画だったら、頭に❓乗っかった状態。 ![]()
この人は、私が本当はERで働きたいと思ってるの? とも一瞬思いながら、
「すいません、どう言う意味でしょうか?」と聞くと、
「えーと、今現在、このユニットには、フルタイムとPerDiem が空いているのだけど、最初にあなたはパートタイムを探していたって言ってたわよね?
もしパートタイムも空けてあげるとしたら、この3つのポジションで一番欲しいのはどれ?」と。
あぁ、そうゆう意味ね! いきなりどのポジションって聞かれたから、なんの話かと。。。
*実は最初に会って、握手をした直後に、フルタイムのポジション探してるのかしら?と聞かれた時に、図々しくダメ元で「いえ、理想はパートタイムです!」と言っておいたのだ! それを彼女は覚えていて、聞いてくれた!
ここはアメリカ🇺🇸、自分の意見や希望はガンガン押し通す国だよね?ってことで、遠慮なく言わないといけないので
「もちろん、間違いなくパートタイムです!」 と声を大にして答えた。
するとディレクター、隣にいたチャージナース K に向かって、ボソボソ話し始めた。
ボソボソ。。。「そういえば、最近、00 フルタイム辞めたわよね? 彼の部分の空きがあるから、パートタイム空けられるかしら?」と。
チャージナース ボソボソ。「そうねぇ、そういえば彼はこの職場好きで辞めたくないって言って、家がとにかく遠いから最近、週1のPerDiemに変えたわよね〜」と。
何、何この流れ?! ちょっと予想にもしていなかった展開![]()
私、心の中ですでに踊り始める。![]()
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とりあえず、涼しい顔をキープしながら口を挟まず黙って二人のやり取りを聞いていたら、ディレクター、
「そうね、もう一回スタッフのリスト見てみるけど、あなたの為にパートタイムのポジション1つ作ってあげられると思うわ」と。
マジで〜!!!!???? ![]()
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こんなことってありえるの? ほっぺたつねったほうがいいのちゃう?
素直にその場で、「もしパートタイムに入れるのなら、本当に嬉しいです!!」と伝えた。
ディレクター、 「あら、良かったわ。 それなら、そうしましょう。 早ければ、来週にはHRからあなたに連絡が行くと思うから」と。
嘘? 何このトントン拍子。![]()
チャージナースkに、お礼を言ってディレクターRに連れられて、ユニットを後に。
ロビーで別れ際に、また握手を交わし、「今日は面接に来てくれてありがとう」と言われ、
「こちらこそ、貴重な時間をどうもありがとう、これからすごく楽しみです!」と返事。
優しくニッコリ、笑ってくれて、病院をあとに。
そして、その日の夕方。 HRではなく、ディレクターRから直接電話が📞
「えー、今日の面接でお話しした、パートタイムの件だけど、やっぱりあなたのためにポジション作ってあげることができました。 そのことをHRに私から伝えたので、早くて明日、遅くても来週の頭には連絡が行くから。 とりあえず、確認できたから先に教えてあげておこうと思って電話したのよ、 Have a great holiday!」と。 独立記念日の前日に行った面接だったので。
何このディレクター?
めちゃ、いい人〜![]()
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人間出来てるなぁ。
神様のよう![]()
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わざわざ私に、コンファーメーションの連絡までしてくれて。 こんなの今までなかったわ〜。待遇サイコー!
それにしても、ちょっと信じられないことが起こった。 good to be true!![]()
もともとオンラインの求人にパートタイム自体がどのユニットも一切、載っていなくて、それだったらリカバリーやってみたかったし、最悪フルタイムで始めて、いずれは。。。と思いながらアプライしたのに、まさかのいきなり初っ端からパートタイムを私のために作ってくれるかもしれないオファーが。
ここで思ったことは、やっぱり数年の今働いている大学病院での経験は本当に色んな意味で無駄にならなかったのだなぁと。
ディレクターの彼女は、あの10分もない面接で私のこと完全にわかるってことはまずない。 しかも、未経験のユニットにも関わらず、もともとないパートタイムのポジションをERからくる私に作ってくれると言った。
これはやっぱり、今までの経験、特に大学病院での経験がものを言ったに違いない。
今の大学病院に就職決まった時に、色んな人に 「あそこで1−2年の、経験が履歴書にあると辞めた後も、結構どこでも採用されるよ!」と言われたことを思い出した。
あれは本当だった!
まぁ、キャリアアップの意味では、勿論今の大学病院に留まることが一番いいのだろうけど、母親になった今、私の中でのプライオリティが前とは違う。
超がつくストレスフルな環境で、死ぬほど忙しくて、そこに渋滞してる時は2時間近くかけて通うほどの価値を今の私には見出せない。
まだ、1歳の我が子ともっと一緒にいたい。
家の近くで、最悪、自分の子供に何かが起こったときでも飛んで帰れるこの距離。 通勤に片道15分かからない距離なので、ギリギリまで家に居られるし、終わった後も20分以内に家に帰れる。 そうすれば、子供と少しでも長く一緒に居られる。 かといって全く働かないのは、性格上無理なのでパートタイムが本当に理想でした。
本当は、少しだけ後ろ髪引かれている自分がいないわけでもない。 ずっと憧れていた病院だし。
でも、キャリアは子供がもう少し成長してからでも、いつでも積めるもの。 特にここアメリカでは日本と違って、年はあまり関係ない。
だけど、幼い自分の子供の成長をしっかり見届けてあげるのは私しかいないし、おばあちゃんやベビーシッター他の誰でもなく、それが私であってほしい。 そうでないと、大きくなってからきっと後悔する。資格さえあれば、またいつでも戻りたかったらあの大学病院に戻ることだってできる。 (一旦、辞めたら戻りたくなることはないだろうけど)
これで良いんだ。
キャリアも欲しいし、子供とも一緒にいたい欲張りな私は、この1年近く復帰してから葛藤しながらフルタイムで仕事を続けてきた。 けど、これが私の出した答え。
まさかの幻のなかったはずの、パートタイムのポジションをオファーしていただいた時点で、これは神様が「もういいよ、あなた、あの環境で頑張ったよ、これからはもう少し、心に余裕を持ってベビさんともたくさん一緒に時間を過ごしなさい」と言ってるとしか思えない。
そうゆうわけで、ごちゃごちゃ考えてる日々が続きましたが、大学病院のフルタイムを離れる日が来たようです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました![]()
今度からママたくさん一緒にいれるよ〜!![]()
