私の野草日記 ~お金をかけない生き方しよう~ -10ページ目
アルフレッドは人里離れた所で

今にも消えそうな

僅かに残った命の炎を灯していました。




「アルフレッド・・・

私です。グレースです・・・




「グレースなのかい?

まさか 君が来てくれるなんて・・・



「君がいなくなって

自分がしてきたことを見つめられたよ



「私は君にとっても悪いことをしたと

気づいたんだ



「あの時は君が私から

離れてしまうことが

恐くてしかたなかった



「愛し方がわからなかったんだ」



「どうか 許してほしい・・・」





「いいのです

あの時のことは

もう何とも思っていないのですから



「あなたは私の祖国

レスター国を救ってくださいました



「その事への感謝を

あなたに伝えていませんでしたね



「ですから

どうしても伝えたかったのです



「アルフレッド ありがとう」




「君に感謝されるなんて

思いもしなかったよ



「私はグレースに会えて幸せだ・・・」




アルフレッドは穏やかで安らかな

気持ちになりました。




そして優しい微笑みを浮かべると

力が徐々に抜けていき

最後の呼吸を終えました。




アルフレッドは

天国へと

旅立っていったのです。





グレース姫物語 ⑳へ続く