私が小学校に入る前に父は筋萎縮性側索硬化症で亡くなりました。
言動がおかしくなり始め、ある日ひどくお腹が痛くなって転がるように近所の診療所に駆け込んだのが始まりでした。
2年間の入院の後、眠るように息を引き取りました。
最後まで自分でご飯を食べて、自分の足でトイレに行き、ベッドに戻り、眠りについた後、母がふと見ると息をしていなかったらしいです。
今思えば楽な逝き方だったなあと思います。
何十年も前のことだったので、研究が進んでいなかったのか、お医者さんからは「遺伝は7代後の男の子に出る可能性はある」と言われていたので、自分に遺伝するかもとはほんの数ヶ月前までは考えもしませんでした。
何も不安を感じずに生きてこれたのは、それはそれで幸せだったかもしれません。