新しいProjectを企画して、予算つけて、今日はKick-offがあった。プロマネが両社(プロバイダとお客様)に立って、Project Plan(Scope, Organization, RACI, Master Schedule, Risk &Risk Mitigationなど)をレビューした。ウチはドイツ人PMにスペイン人のPJメンバ。お客様は日本人。

 

何度も思っていたことだが、改めて今日も思ったので、記録しておく。

 

欧州人は(愚息Jの知る限り米国人も)、タスクのObjective・Accountable personのDesignation、Dueを決めて、プロマネがそれを管理する。そのタスクの中身の詳細はAccountableに基本、任せる。

日本人は、傾向として、タスクを遂行する手順や細かな”今Riskとして挙げる必要がない気になる点”に固執しがち。なので、Meetingが長くなるし、横道にそれる。基本、日本人は、よく言えば、優しい。ネガティブな面は、個人の成長の機会を阻害する傾向がある。過干渉。愚息Jもむすめには、その傾向あり。。。

 

欧米人は、特に、「必要な時に必要な発言ができるか?」を、目利きしている。

日本人が、できない、と言っているのではない。結果、細かな点への目配り、プロセス間のGapがPJ Executionで出て、失敗している欧米人のProjectもたくさん見てきている。

しかし、欧米人は、Delegationと、自ら考えて自ら動くことを伸長することでMotivation Managementしているので、その点からも、件のドイツ人PMのやり方はReasonableだ。

 

そういう意味で、長期的な組織としての成長力を人材の成長スピードという面で見れば、欧米のやり方に強みがある。

過去、トレーニング(トレーニー)プログラムで弊社で1年間、現場仕事を経験したほとんどのメンバも、同じことを言っていた。「Delegationがすごいけど、困ったらフォローしてくれる。でも聞かないと、教えてはくれない。成長のスピードは全然違った」

 

で、日本に戻ると、新しいキャリアを目指して、転職する。喜ばしいことだ。自分で自分のキャリアを熟考し、そのためのスキルを得て、チャレンジする。

こういう人材を社にとどめておかないと、という人がいるが、「居たくなるような仕組み」を作る話にはならない。

まして、もうすでに、会社の看板で自社だけでビジネスをやる時代は終わっている。仕事の中で出会った、一緒に仕事をした人たちが、楽しい仕事をできるネットワーキングを作り、セクシーなプロジェクトに、そういうメンバが会社を超えて集まる、そういう世の中だ。

 

今日も、トレーニーの1人が新しいチャレンジに漕ぎ出した。「止まらず、前へ、未知のことへJoyをもって足を踏み出し続けよう」。

 

#Motivationについてのメモ

Long Lasting Motivationは、順に、ALT-->INT-->EXT。

ALTはAltruistic(利他)、INTはInternal(自己満足)、EXTはSalaryとかのTangibleな処遇。

Managementの仕事は、チームのLong lastingなMotivationを伸長すること。そのための手段としてのEXTの設計をしっかりやるべき。StrategyとEXTは直結すべき。Managementに挑戦する人は、人間としてのMaturityを磨くこと。