人の楽しい話を聞いても

ねたむでもなく ひがむでもなく

悲観するでもなく

そして耐えるでもなく

信仰は 耐える苦しみから解放させる

これが本当の自由だ

体の手足はきかなくとも

草原にそよぐ青草のように

わたしの心はさわやかだ

何もさえぎるものがない

 

ああこれこそが 信仰のきわみだ

地上の終着駅が見える

籠の扉が開き

鳩が羽ばたくように

自由になれる

これこそが

臨床を迎える姿なのだ

 

■ご両親の承諾のもとに、この詩を公開しています。

 

 

 

 

 

 

*正一さんの部屋に酸素ボンベが持ち込まれた

 

今日から君はわたしの命の友

君はわたしの残り時間を

少しのばしてくれる

ありがとう

君に何と感謝をしようか

 

■ご両親の了解のもとに、この詩を公開しています。

わたしが生きるために

働いていてくれる君の存在を

意識したこともなく歩んできた

こんなにも助けてくれているのに

呼吸困難、目まい 不整脈

そして脱力感と

ボロボロになった君が

ひたすら走り続け

神の証のために協力をいとわず

ほんとうに ほんとうにありがとう

 

胸のおくに住んでいる君は

ドクン ドクンと

命を送りこんでいる

えらいなあ

君は少しもめだとうとせず

ひたすら助けてくれている

 

■ ご両親の承諾のもとに、この詩を公開しています

母との会話がふと途切れたとき

ベートーベンの第九が流れる

静かな午後の団欒

弟はサイホンでコーヒーを入れる

 

今夜も満ち足りた夜がある

肉の苦しみの中の心のやすらぎ

わたしの中には

いつも正反対が同居している

 

死の不安はついに姿を見せない

見えるのは天国の門

主の栄光のみすがたと

主を囲むみつかいたちの歌声

 

■ご両親の了解のもとにこの詩を掲載しています

 

 

 

甦りは 蝉のように

霊の体えと脱皮すること

死とは脱皮のことなのだ

死の不安がないのは

天国への脱皮だからだ

たとえ筋肉がおとろえ

自分で食せずとも

希望がなくなりはしない

 

 

■ ご両親の了解のもとに、この詩を掲載しています。

 

 

夜の寝返り 五回も六回も

よこたわったわたしの体

右に左に 手なれた母の手で

ベッドの端から端を往復する

ひとつひとつ母の手により

わたしは生きる

 

不幸であるはずの重荷でさえも

わたしの心は春のよう

こぼれるほどの恵みを受けて

神様の台本が続く限り

わたしは生きる

 

 

■ご両親の了解のもとに詩を掲載してます。

2019年11月16日より12月6日までドキュメンタリー映画「ゆうやけ子どもクラブ!」上映です。

https://www.yuyake-kodomo-club.com/

 

●上映館 ポレポレ東中野 1日1回 12.00時上映

●紹介記事 11月20日発売「キネマ旬報」文化映画紹介欄

                    11月28日号「週刊文春」Cinema Chart欄他

 

 

石川正一さんのお母さんは現在88歳、元気です。

そのお母さん、恵美子さんにインタビューをした映像を54分にまとめ

先日、恵美子さんとご兄弟に観ていただきました。

結果は好評、喜んでいただき一安心でした。

 

  母の日によせて

 

今夜も満ち足りた夜がくる

活字の読めないぼくのために

本を読み 詩の代筆 手紙の代筆

ひとつひとつ母の手により

わたしは生きる

 

 

 

■ご両親の承諾のもとに詩を公開しています。