先週はもう少しで3歳になる下の娘のどもりについて、専門家と1時間のセッションを受けました。

 
 
 
上の子も言葉が出てくるのが遅かったのですが、下の娘も二歳半位まで本当に語彙が少なく、コミュニケーションが上手くとてないためか癇癪も起こしがちで本当に大変でした。
 
2歳半頃から急に色々とおしゃべりが上達したのは良いんですが、上の息子との決定的な違いは、カタラン語保育園で先生や友達に日本語で話をしたり、私にもスペイン語で話しかけるなど3言語をチャンポンにして話していました。
 
それが去年末、2歳9ヶ月頃、「ママはりんごって言うよね〜。パパはマンサナ、
アナ(保育園の先生)はポマって言うの〜🎶」とおしゃべりしてくれた時は本当にビックリしました!
まるでヘレン・ケラーが水を理解出来た時の様な感動を味わいましたラブラブ
 
が、その直後から、急にどもりが始まってしまいました。スペイン語でも日本語でも、最初の一言目の1字をずーっと連呼して、「あ、あ、あ、あ、あ、あ、私、自分で靴下はくの出来るよ〜」って感じです。
 
旦那に「最近娘ちゃんがどもっているけど大丈夫なのかな?取り敢えずどもっても怒っちゃ絶対だめだよ。もう少し続いたら保育園の言語発達のスペシャリストに聞いてみよう」っと旦那に言うと、旦那は神妙な顔で頷いていました。
 
私が何か言うと、必ず反対のことをしたがる旦那が何も言い返してこなかったのが不安でしたが、その話をした2週間後に旦那が話があるので、ちょっと聞いてくれと改まって私の部屋にきました。
 
旦那曰く、私と知り合う数年前に急に治ったので私には言っていなかったんですが、旦那は子供の時からどもっていて、それが27歳まで続いたそうですびっくり
なので自分でどもりを研究しているアソシエーション、研究所へ電話をかけて、医療機関を調べたそうです。
 
彼が受けた説明によると、娘のどもりは遺伝性の可能性があると。男の子よりも女の子へ遺伝する可能性は4倍高いそうです。そのため、上記の子供の言語発達の専門機関へアポを取り、子供達を連れていきました。
 
結論から言うと、今現在はどもりは心配の必要は無いけど、経過観察の為に一週間に一回短いビデオを撮って送るように、との事でした。
 
1時間のセッションのうち、最初の45分は玩具で一緒に遊んで、その後30分位(かなり時間超過してしまっていました)は私達へのフィードバックでした。とっても役に立つフィードバックでした。
 
要点は
*娘の声を先ず注目し、鼻詰まりっぽい声をしていて、慢性的に鼻が悪く口呼吸になってせいか、少し口臭がある。鼻が悪いと耳も悪い可能性があるので、1度ハイレベルな聴覚テストを実施すると良いかも。
 
*可愛いらしい赤ちゃんっぽい発音の仕方をしている。
上の息子は普通に私と同じ喋り方をするのですが、娘はタラちゃん?っぽい、いわゆる赤ちゃん言葉を喋ります。例えば「臭い」じゃなく、「クチャイよ〜」とか、「かわいちょう」とかはてなマーク
 
*娘の発語は実年齢より上のレベルで、行動も賢く、インテリジェンスは全く心配無い。その分、性格が頑固な点が、どもりに繋がっているのでは?との指摘でした。
完璧主義で、「こう言いたい!」という思いがあるが、まだ完全に話せないので、本人もイライラしている。フレクシビリティには掛ける気質。「あ、あ、あ、」と言いながら、その間に年齢以上に高度な長文を構築しているので、このどもりは「時間稼ぎのため」であり、心配無いレベル。
 
*どもりっている時、「りんごが欲しいの?それともみかん?」など、手助けしてあげたほうが良い。回答を出してあげれば、どんどん吸収し、より会話がスムーズになる。
 
*どんな時もポジションな態度で接し、間違っても怒らない、叱らない、批判しない。これは難しいけど、一番大切。
 
*母語について、娘は日本語、スペイン語が母語で、カタラン語も英語も他の言語でも、教えるのは早ければ早いほど良い。今カタラン語が遅れているからといって、旦那が話す言葉をスペイン語からカタラン語へ変更する必要な無いし、すべきでは無い。いくらでも吸収できる時期なので、日本への一時帰国も日本語上達の為にどんどんするべき。
 
といった内容でした。
日本で完全なモノリンガルで育った私のマルチリンガル育児は、日々勉強の毎日です〜目