こんにちは♪


感情シリーズ第9弾「感情を感じるタイミング」についてお伝えします。

感情を感じるタイミングだなんて、変なタイトルだと思われるかもしれませんが、お付き合いくださいね。


私達は大人になるまでに感情を隠したり抑圧するプロになります。
そして感情よりも考える事、思考、理論、理屈で物事を捉え対処するようになります。
でも実は、人間関係のトラブルのほとんどは感情的な事なのです。感情をぶつけ合う喧嘩、競争心や羨望、嫉妬、恨みなどは感情によるものです。
また睡眠障害や鬱傾向なども感情の解放がなされていないと生じてしまいます。
もし感情に対する正しい教育を受けていたら、これほどややこしい人間関係のトラブルは激減する事でしょう。でも人は感情が与える影響にほとんど気づいていないのが現実です。

さて、私は子どもの頃よく泣く泣き虫でした。幸いにも泣く事を止められた事はありません。
そんな私も思春期を過ぎると感情を押し殺す癖を覚えました。
人前で泣いたりイライラするのが子どもっぽくカッコ悪く感じたからです。

次第にいくつもの仮面を付けているような感覚になりました。感情を表現するより、偽っているうちにつけてしまった仮面です。
やがて人間関係も上手くいかなくなりました。特に恋愛となると喧嘩するか我慢するかで不自由な思いが募りました。
あの時本当はああ思っていたこう感じていたと後から気づく事が多くなり、事柄と自分の気持ちの時差を感じるようになりました。

今はこの時差がなぜ生じるか分かります。
感情を抑圧することも理由の一つですが、
私達の生活のスピードが速すぎて感情体験が遅れてやって来るのです。

覚醒者レナードジェイコブソンは、
怒りを感じるとしたら、怒りが出てきたその瞬間に誰かのせいにするのではなく自分の感情に責任を持ち内面で感じる事が出来ればそれで良い、のだと話していました。

幼児は今この瞬間に生きて感情を表現する存在です。
感情に良いも悪いもありません。
今この瞬間が感情を感じるタイミングなのです。