こんばんわ。

今日はM&Aについて。
M&AとはMergers and Acquisitions(合併と買収)の略です。
簡単に言えばお金持ってる会社がどこかの会社を丸ごと買って自分の会社の一部にしてしまうこと。

さて、そこそこお金を持っている会社が新たな事業を始めようとした時にどうするか。
例えば本業がECサイト運営をしているとしましょう。
もちろんユーザはクレジットカードや銀行振り込みなどで支払を行います。
事業を拡大するために、クレジットカード事業を行う、または金融業を行うなどが考えられます。
その際、新規に人を集めてきて体制を整えるのも良しでしょう。
しかし上記のようなクレジットカードや金融業というのはECサイトと違い果てしなく大変です。

そこでいまいち採算的に問題があったり伸び悩んでいる会社に目をつけて
巨額のお金で会社を丸ごと買います。
人材であったりノウハウであったり全て丸ごとです。
新規に人を集めて一から教育して、各所に根回しをして・・・といった事業準備の部分を
お金で解決するというやり方です。
会社としては多額の設備投資や人材育成費用、そして時間を買って、
シナジー効果を早急に生み出す事を目的としてるので理に適っています。
しかし社員はどうでしょう??
ある日突然社長が変わる、環境が変わる、場合によっては給料が変わる。
この手の話は得てして「明日から」とかいきなり降りてきます。

非常にレアなケースですと、買収された側の給料が買収した側の給料よりも高水準である事があります。
その場合は買収した側の社員からの不満は相当なものです。
(実際にそのようなケースを知っており社員から聞きました)

会社としては極めて合理的に事を進めているはずが
社員にとっては嬉しい事は基本的に無い。
これがM&Aだ。という認識です。

生き急ぐ経営者層、短期に収益を上げるよう圧力をかける株主、
いろいろな要因があると思いますが、
もうすこし社員に優しい事業拡大を弊社は目指します。