なにしろストマ除去手術後2週間は、腸が折れ曲がっていたせいでガスすら出なかったぐらいだから、なんとか排泄できるようになっても、出が悪い。

便意を感じてトイレに行ってもスッキリするまで出ず、残便感が残る。

常に便意を我慢しているような状態だから、時間さえ許せばずっとトイレにいたいところだが、オフィスのトイレに長時間こもるわけにもいかないし、そもそも、オフィス勤務に復帰してすぐは大きなプロジェクトが始まったところだったから、午後中ミーティングだったりしてトイレに行く暇もなかった。

たとえお腹がぐるぐるして下痢っぽいときでも、どこかで堰き止められているようで、出ないことも多く、常に便意があるのに我慢しているような状態だった。

この後遺症は日々改善することになるが、その速度は遅く、年単位だった。

術後初めてスッキリした感覚を味わったのは実に1年後。そこから1カ月に1度くらいはスッキリできるようになった。

1週間に1度くらいスッキリするようになるにはそこからまた1年かかり、1日おきにスッキリできるようになるのに、もう1年。

4年目の現在ではだいぶ改善したが、油断するとすぐ出なくなる。この後遺症は一生付き合うことになるんだろう。