「自信があるなら退院していい」

つまり、自力で排便できるという自信があるなら退院していいというわけだ。

そして医師は、私がココにいるせいで便秘になっていることも疑っていた。

そうかもしれない。それに退院したいのはやまやまだ。

でも正直言って自信はあまり無かった。

だから最悪出なかった場合に備えて下剤を処方してほしいと訴えたが、あえなく却下。

無理矢理出すのは危険らしい。

出なくて辛くなったら病院に戻るという約束で退院することになった。

お隣さんと同じ日の退院になり、喜びもひとしお。

使用せずに余ったストマや紙オムツを看護師にもらってもらい、二度とココには戻らない気持ちで病室を後にした。

帰宅のタクシーの中では不安でいっぱいだったが、やはり自宅の安心感は違う。医師の予想どおり緊張がとれたせいか、退院した日の夜、「今度こそ出そう!」という気配を感じ、お手洗いへ。

おお!見事、大量のお通じ!

何度もトイレに通うことになったが、本当の肛門から排便できる喜び(笑)を噛み締めた。