今週1週間、予備自衛官の訓練に行ってきました
「え?なにそれ?」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃると思います。
普通、聞かない日本語ですよね
予備自衛官制度と言うのは
「一旦、退職した自衛官が、有事の際に少しだけ国家に寄与できる」制度なのです
万が一、国家の危機が発生した時、自衛官はみな基地外に出動しますよね。
その際、基地の警備を行ったり後方でのバックアップをしたりするのがお仕事です
年間のうちに5日間(たった5日です笑)訓練を受ける代わりに、
少しばかりのお給料をいただけます
今回私はそれに参加してきました。
自衛官を退職して10年あまり。
通常、国のあり方や安全保障について考えることはありません
そんな私でも、年一回の訓練を通して自衛官だったときの気持ちを振り返り、
気持ちを新たにすることができます。
ビシッとした動作、本気を出す体力測定。
そんなのが私に時々必要なのです
今回の訓練の目玉は「捕虜の取扱い」についてでした。
捕虜とは、国際法のジュネーブ条約というものに基づいて厳密に定義がなされています。
国家と国家が交戦状態であること、とか
階級章を付けていること、とか 条件は色々です。
ゲリラや海賊と違い、犯罪者ではありませんので、その身分は保証されます
娯楽を与えられる義務もあるんですよ
(詳しくは省略しますが)
そんな捕虜に対する対処訓練を現役自衛官の方と行ってきました。
意見交換の場では
民間の立場だからこそ思いつく提案もさせていただきました。
長い予備自衛官制度の歴史の中でもこの試みは初めてだったようです。
なかなか現実味がなく、法整備が遅れがちな分野ですが、少しずつ進んでいくといいですね
さ、気持ちも新たにまたお仕事頑張るとしますか