前回のブログ更新が昨年の9月、あっという間に8か月も経ってしまいました。

この間に2度帰省しまして、買い込んできた本を読んで楽しんでいます。


最近読んだのは、宮本輝氏の「錦繍」。


1982年と、古い作品ですが、時代を超えて人々の心を揺さぶる作品です。
離婚した元夫婦が時間をかけて綴る書簡で構成されていて、今の時代の簡単便利なメッセージとは違う格別の味わいがあって、思考の深さと日本語の美しさに引き込まれました。生きることとは、人の業とは何なのだろうか、を深く深く考えさせられる名作でした。
蔵王のゴンドラからの錦繍と、締めくくりの錦繍が象徴的な、改めて人生を見つめる機会をくれた、忘れられない1冊となりました。