◆アラスカで繁殖する渡り鳥のオオソリハシシギが、1万1千キロも休まずに太平洋を縦断する能力があることが、米地質調査所(USGS)アラスカ科学センターの研究でわかった。鳥の飛行距離としては最長になるという。

 オオソリハシシギは全長約40センチのくちばしの長い鳥で、日本にも飛来する。チームは、06年と07年、秋にアラスカから越冬地のニュージーランドやオーストラリア東部に南下するオオソリハシシギに発信器をつけ、人工衛星を利用して追跡した。

 その結果、オス2羽は5~6日で約7千キロを、メス7羽は6~9日で8千~1万1千キロを無着陸で飛んでいた。最長距離は07年8月に飛び立ったメスで、8.1日間で1万1680キロを飛んでニュージーランド北部に着いた。

 鳥はアラスカを飛び立つ前に十分にえさを食べて太り、追い風に乗って高度数千メートルを飛び続ける。ハワイなど途中の島にはえさが少ないことや、降下や上昇による無駄なエネルギー消費を抑えることなどから、ノンストップ飛行をしているらしい。チームのロバート・ギルさんによると、この鳥が滑空することはまれで、飛行中はほとんど羽ばたいているという。

 南への渡りを終えると体重は半減するが、越冬後にアラスカに北上するときはアジア大陸寄りのルートを取り、途中で着陸しえさを食べながら戻る。栄養状態が良いほうが繁殖に有利になるためとみられる。

 距離の長い渡りの例としては、オーストラリア東部と中国の間の約6500キロを無着陸で飛ぶホウロクシギが知られている。ちなみに、ジャンボジェット機の1回の航続距離は約1万4千キロ。アラスカ、ニュージーランド間は十数時間で飛べるとみられる。 (朝日新聞)


 この鳥はジャンボジェット機と同じくらいの航続距離を持っていることになる。

 自然に備わっている力は凄いと思う。

 人は奢ってはいけない。これを読んで思った事は、人間はもっと謙虚にならなくてはいけない。