◆細菌やウイルスがのどから体内に入るのを防ぐのに、重要な役割を果たしているのが粘膜にある微細な「線毛」の運動。この働きをうがい薬が低下させるとの動物実験の結果が最近、発表された。洗浄や殺菌のために行ううがいが、逆に体の自浄作用を損ないかねないというのだ。

 研究を行ったのは東京女子医大第一内科の玉置淳教授と、ライオン生物科学研究所の小池泰志・副主任研究員ら。

 のどや鼻の気道は、入ってくる空気を加湿・加温する粘膜で覆われている。その表面にじゅうたんの毛並みのように無数にあるのが線毛で、長さは数マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)。

 線毛の上には粘液層があり、入ってきた細菌やウイルスはここに付着。その後、「健康な状態なら、線毛が一斉に運動することによってベルトコンベヤー上を動くように体外へ排出される」と、小池さん。線毛の動きが遺伝的に弱い人などは感染症にかかりやすいという。

 研究チームはうがい薬の作用を調べるため、ウサギの気管の粘膜を使い線毛運動を評価する方法を開発。殺菌成分として塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、ポビドンヨードを配合した計5種類のうがい薬を使い、実際の使用濃度でそれぞれ線毛にたらして運動の変化を調べた。(共同通信)


 うがい薬で頻繁にうがいをすると、良い口内環境を作る菌も一緒に死滅してしまい、返って歯肉炎や口内炎になりやすいという事もあるらしい

 このことと同じような事ではないだろうか。

 適度にうがいをする程度では問題ないと思うのだが。