こないだのお散歩での出来事。
いつもの公園でおじいちゃんに声を掛けられました。

「犬の世話って大変じゃないか?」

うんうん、2頭も連れてるとよく言われますよね。
でも実際は大変だけど大変じゃないです。
だってグレハリが好きですから。

だからおじいちゃんには子供も二人いることや、
愛情を注げば注ぐだけ心が繋がって幸せを感じることなどを話しました。
それでもやっぱりおじいちゃんは何度も何度も同じことを聞いてきます。

「犬の世話って大変じゃないか?」


DSCN3714-2.jpg


そんなおじいちゃんがそのうち静かに身の上話を語り始めました。
12歳で被爆し家族を失ったおじいちゃん。
天涯孤独となった彼は生きるために裏社会を選びました。
暴力団に入ったその日から窃盗、殺し、賭博、女・・・・、
ありとあらゆる悪事を43年間してきたそうです。

そして当時 暴力団がその象徴として飼っていたのが土佐犬。
少年の仕事は毎日10頭の土佐犬の世話をすることで、
稗や粟で朝晩の餌を作り 犬が逃げ出せば組長に怒られるという毎日だったそうです。

だから12歳の時から今までずっと犬が憎くてしょうがないんですって。
犬さえいなければあんな辛い生活はしなかったのにって。
そりゃ12歳の少年が小さな体で10頭もの土佐犬の世話をするんですもの。
辛いはずです。

それだから たまたま公園で見かけたワタシが二頭も連れて鼻歌交じりで歩いていたので
不思議でしょうがなかったのだと。


DSCN3715-2.jpg


でもおじいちゃん、 一緒に話しているうちに気持ちに変化があったようです。
何度も何度も 「この犬は噛まないのかい?」 と尋ねてきたのち、
恐る恐るグレハリに手を差し伸べてくれて優しく撫で撫で。
なんと犬に触れたのは何十年振りなんですって。

するとおじいちゃんの口から思いもよらない言葉が出てきました。
「犬って可愛いんだな。 はじめて可愛いって思ったよ。」 
それはほんとにほんとに小さな声でした。
好きで入ったわけでもない裏社会。
おじいちゃんの今までのことを思うと涙があふれてきます。

そして 「つまらい話聞かせて悪かったね。」 
そう言うとおじいちゃんは静かに立ち去っていきました。


DSCN3717-2.jpg


いえいえ、 おじいちゃん、
こちらこそグレハリを撫でてくれてありがとう。
犬って本当に可愛いんですよ。
また公園で会ったときにはよろしくお願いしますね。



お散歩中にお友達になるお年寄り、
ほとんどがグレハリに興味があるのではなく誰かと話したいだけなんです。
でもそれでいいと思います。
グレハリがいるからこそワタシに話しかけてくれるのだから。
おしゃべり好きなワタシですもの、 もちろん大歓迎♪


グレハリのお仕事は人と人との架け橋の役。 → たぶんね(汗)
必殺仕事人のグレハリにポチっとな♪
にほんブログ村 犬ブログ ダルメシアンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 犬ブログ 犬 多頭飼いへ
にほんブログ村