息子の室内楽の授業の発表会へ行って来ました。
ピアノとバイオリンの演特生と演奏員の方の四重奏。
さすが4年生にもなると素晴らしいハーモニーで、うっとり聴き惚れました。
(卒業が寂しすぎる・・・)
息子は小さな頃から控え目で
「もっと思い切り弾いて」とか
「力強く自分をアピールして」とか
「殻を破って」とアドバイスされる事が多くて
今回のゲネプロでも「もっと思い切り弾いていいよ」と言われたそう
「あ、この子は、合わせようという意識が強いのかも・・・」
という事は「合わせないと合わない」という前提があるんだ。って思ったんです。
美しいハーモニー(調和)は、そのままでは生まれないという無意識の思い込み。
私達は育つ過程で
自分をそのまま出してトラブルになったり
拒否されたり
傷ついたり。
でも一人では生きていけなくて、周囲に合わせる事を学ぶ。
でも、それって周囲を信頼していないという事につながる。
私は息子に自分の中に残るその部分を投影し、息子は私にずっと教えてくれていたんだと思いました。
自分をそのまま出す事で、合わせなくても自然に「合う」
そこに至るまで、スムーズに行かないこともあるかも知れない。
それでも、自分のことも相手のことも諦めずハーモニーを作る。
そんな音楽はきっと生まれる。
それは究極に美しく心地よいハーモニーだろう
私は、この世界にそんな美しい調和が満ちるのを聴いてみたいです。