物事が思う通りに進まない時、私達はこれを生まれてから何回も経験していますよね。
その都度、あなたはどう対処してきましたか。
あきらめて、別の道を選んだ?
それとも、諦めきれずに何回もチャレンジした?
そしてその結果を今、あなたはどう捉えていますか?
これって人生において、常に迫られている選択の問題とも言えます。
行き止まりの道で、右に進むか、左に進むかで行先が大きく違ってくるかもしれない、という。
でも、選択してみなければ、その結果はわからない。
迷って迷ってそこでずっと立ち止まっていたら、まったく何も動かない。
あ~、どうしたら。
こんな思いになっている方が今、いるとしたら、こんな風に今の状況を捉えてみてはどうでしょう。
まず、右か、左かで迷うのを止める。
そして、今立ち止まっている地点をぐるっと360度じっくり眺めてみる。
何が、見えたかな?
右への道と、左への道の他に、上にいく階段とか、斜めに行く坂とかが見えた人がいるかも。
はたまた、行き止まりに思えた道だけど、その奥にちょっと素敵な喫茶店とかが見えた人もいたかも。
そこでちょっとお茶してもいいかも、と思った人もいるかも。
そう、今悩んでいる問題を解決しようとした時に、私達の頭に浮かびがちなのは、まずやり方を変えること。 この場合、右に行くか、左に行くか。
誰が言ったか、忘れてしまったけど、たしかこんな言葉を聞いたことがありました。
「同じやり方をずーっとし続けて、違う結果を期待するのは狂っている」って。
私は、これを聞いて妙に納得してました。
ただ、このやり方を変えるという方法は、試行錯誤を繰り返すうちに結構大変なことだと実感しました。
それよりも、私がしっくりきたのは、その状況の捉え方を変えること、つまり思考を転換すること。
目の前に展開されている物事はすべて、自分の思考が発端となって現象となっているという考え方です。
今、世の中にあるものは全て、初めは誰かの頭の中で始まったもの。
例えば、誰かがこういった茶碗を創ろう、とまず思って形となって目の前にある茶碗。
誰もが考えもしなかったら、この世には存在していないですよね。
このように思考がまずあって、現実が創られていきます。
だから、今悩んでいることがあったら、やり方を変えるのではなく、今のあなたの思考をまず転換してみましょう。
自分の中で、今の状況をどう捉えていますか?
そして、どう捉え直したら気持ちが軽くなりますか?
今の状況を、最悪と捉えるか、絶好のチャンスと捉えるかで、全く気持ちは違ってきますよね。
物事に正解、不正解はありません。
あなたの気持ちが良い方、しっくりくる方を選べばよいだけです。
私達の毎日って、実は各人の思考に基づく、一つ一つの選択によって成り立っています。
いつも物事が上手く行っているように見える人と、いつも悩んでいる人の違いって、この思考の違いだけなんです。
その人が単に運が良いとか、運が悪いとかの違いではないんです。
どの思考を採用するかだけの違いです。
今朝、私は雨の音で目覚めました。
あ~、今日は雨か。と思った直後に、今日は雨の音ってなんか心が落ち着くな~と思いました。
いつもそう思うわけではなく、どちらかというと雨の日は気持ちがどよ~んとすることの方が多いです。
でも今日は、その後「こんなに雨音で癒されるなんて。もう、雨の日を嘆くのは止めよう」となぜか思えたのです。
これで私の一日は大きく変わります。
憂鬱な日として過ごすか、雨の日もいいなと思いながら過ごすかで、全く違う一日になります。
今日も一日、楽しくお過ごしください。