膵炎になるまだ前の頃、あるカレー屋さんでエスニックキーマカレーを食べて、美味しさというか斬新さに凄く感動したことがありました。

パクチーや大葉などの香味野菜とライムが添えられあり、それらと共に食べるんです。

 

あまりに気に入ったので当時、夫に再現して作ったら、喜んで食べてくれたっけ。

 

膵炎になってからは、カレーを作る機会は減ったのですが、この3月まで務めていたスパイスアンバサダーのお題で、何回か、スパイスを使ったカレーを作らなければならず、試行錯誤して作るうちに、脂質の多い市販のカレールウを使わなくても数種類のスパイスを使ってカレーを作れるようになりました。

 

スパイスアンバサダー時代に、カレーのお題で作ったエスニックキーマカレーのレシピを引っ張り出してきて、今日久しぶりに作ってみました。

当時は、豚ひき肉で作っていたのですが、今回は脂質を抑える為に鶏ささみで。

香味野菜のパクチー、大葉、三つ葉、小ネギ、ライムも添えて。


当時のレシピには、ライムは絶対にある方が美味しくてお勧め!と記載していましたが、今回は鶏ささみで作ったので、ライムは無くてもいいかな(笑)

多分、豚ひき肉って脂が多いので、ライムの果汁をかけるとサッパリ食べれるところが良かったんだと思います。
でも、鶏ささみは、そもそもがサッパリしてるので、ライムは無くてもよいかなと思いました。
香味野菜も、豚ひき肉の脂との方が馴染んでマッチするかなと思いますが、鶏ささみでも香味野菜は一緒に食べると美味しかったです。
 
隠し味には、ナンプラーと八丁味噌をプラス。
これが、エスニック感とコクを出す旨味の隠し味。
 
使用するスパイスが多いので、普段お使いのカレー粉などを使っていただいて問題ないですが、本格的にスパイスの味を楽しみたい方は、数種類のスパイスをブレンドしてみてください。
特にクミンホールは、カレーに欠かせない香りが強く出ます。


脂質が少ないキーマカレーに興味がある方は、是非レシピを参考にしてみてくださいね。
香味野菜も好き嫌いがあると思うので、苦手な方や、食事制限などがある方は入れなくても良いです。

 

脂質を気にされない方は、ささ身を豚ひき肉に変えて作って見て下さい☺︎

香ばしいカレーに仕上がります。

その際は是非、味変でライムも搾ってお試ししてみてください☺︎

今回の主な脂質 
 

鶏ささみ300g… 脂質1.5g 

オリーブオイル小さじ1(4g) …脂質4g

八丁味噌小さじ1(6g)…脂質1g

 
合計 6.5 g

 

 
レシピ
 
■材料■  2人分
・鶏ささみ…300g
・椎茸…30g
・玉ねぎ…1/2個
・にんにく…1片
・パクチー…1株
・三ツ葉…1株
・大葉…3~5枚
・小ネギ…2~3本
・酒…大さじ1
・◎昆布茶…ひとつまみ
・◎ケチャップ…大さじ1.5
・◎ウスターソース…大さじ1.5
・◎砂糖…小さじ1/2
・八丁味噌…小さじ1
・ナンプラー…小さじ1.5
・オリーブオイル…小さじ1
・ライム(お好みで)…1/4個
 
★カレースパイス★
・GABANクミンホール…小さじ1
・GABANクミンパウダー…小さじ1
・GABANターメリック…小さじ1
・GABAN ナツメグ…小さじ1/4
・GABAN カルダモン…小さじ1/4
・GABAN パプリカ…小さじ1/2
・GABANコリアンダー…小さじ1/2
・GABAN ブラックペッパー…少々
・GABANレッドペッパー…少々
・GABANガラムマサラ…少々
※上記スパイスの中で辛味があるのは、レッドペッパーとガラムマサラだけ。私は辛いのが膵炎には良くないので入れずに作り、最後に夫の分にだけ入れています。
 
 
■下準備■
⚫️ 鶏ささみは、筋を取り除いて挽肉にする。

 ※包丁で叩いても簡単にできますが、フードプロセッサーがあれば使うと楽です。

⚫️玉ねぎ、にんにく、椎茸を微塵切りにする。
⚫️★カレースパイス★を合わせておく。
⚫️三ツ葉、パクチーは適当な大きさに切り、小ネギは小口切り、大葉は千切りにする。
 
■作り方■
①. 熱したフライパンにオリーブオイルを引き、弱火でにんにく、玉ねぎを炒める。 
玉ねぎの色が透明になりだしたら、椎茸を加えて少し炒め、


続いて挽肉にした鶏ささ身を加えて中火で炒める。


 
②. 鶏ささみに火が通ったら、酒を加え、◎の調味料、★カレースパイス★も加え、やや弱火にして少し炒め、八丁味噌を加えて全体に絡まるようにヘラで味噌を伸ばしながら混ぜ炒める。
仕上げに、ナンプラーを加えて軽く炒める。
※味噌は八丁味噌がなければ、普通の味噌や赤味噌でも良いです。


③. お皿にライスを盛り、上に挽肉カレーを乗せたら、パクチー、三ツ葉、小ネギ、大葉を添える。お好みでライム(無くても良い)も添える。
※添えの香味野菜は、お好みで量の調整をして、苦手な野菜は控えてください。



 
■ポイント■
辛いのが苦手な方は、レッドペパー、ガラムマサラの量は少なめをお勧めします。1振りから始めて味見をしながら調整してみてください。
 

 

■スパイスの特徴やポイント■
香り高く、爽やかでピリッとした辛味が特徴のブラックペッパーは、料理の味を引き締めてくれます。
 
 

レッドペパーは、辛味のあるスパイスです。

ピリッとした辛さと香ばしい香り特徴で、個人差がありますが、少量でも辛味が出ます。

お好みで辛さの調整をしてください。

 

クミンこそが、今回のカレーの香りを生み出しているスパイスであります。

肉料理やスパイス料理には欠かせない存在で、少量でも食欲をそそる良い香りを演出してくれます。

 

 

クミンホールの方がパウダーより香りが強く出ます。

 

 

カレーの黄金色を作り出すターメリック。

油に溶ける親油性で、水だけでは色付きが不十分で、炒めたり油を加えながら調理する方法に向いている。ターメリックライスを作る際にも用います。

 

 

爽やかで甘味があり、マイルドなスパイスで、カレーには欠かせないスパイスです。

 

 

 

爽やかな芳香が強く、『スパイスの女王』と呼ばれているカルダモン。カレーにも欠かせない存在です。
ケーキや甘い料理にもよく合い、北欧ではパンケーキ等の生地に加えたりしています。
その他、消化促進や解毒作用、神経バランスを調える効果があります。 
 
 
穏やかな香りと、ほのかに苦く甘い風味がします。
肉の臭み消しの効果があり、料理に加えることで風味が豊かになります。
 
 

数種類のスパイスがミックスされていて、香りや辛みを出すカレーには使いやすいスパイスです。

個人差はありますが、少量でも辛味が出ますので、最初は少量から調整してみてください。

私は辛いのがダメなので、ほんの少量しか入れてません。